SDGs Goal.6「安全な水とトイレを世界中に」で出来ること
おはようございます。
三方未来よし経営(TM) で、
5年・10年と連続増益する会社づくり
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そして未来の子供たちの幸せに貢献する
会社づくりをご支援する
感動経営コンサルタント
佐々木千博です。
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★SDGs Goal.6「安全な水とトイレを世界中に」で出来ること
SDGsへの取り組みは、持続可能な社会を
未来の子供たちに残す事業者・大人の
責務の一つです。
そして大企業よりも中小企業の方が
一歩踏み出すことはずっと簡単です。
今日は、Goal.6「安全な水とトイレを世界中に」で
できることを考えたいと思います。
一昔前は、
「安全と水はタダと日本人は思っている」
という話がありました。
安全について、このご時世でそんな事を
まだ言っている人はいないと思いますが、
水はまだまだ関心が薄いかもしれません。
私が子供のころは、水をお店でお金だして
買うなんて信じられませんでした。
トイレも、ぼっとん便所を知らない人や
知っていても使えないような人も
増えてきているかも知れませんね。
しかし、自分の日常がそうだからといって、
自分さえ今困っていなければよいと、
周りに無関心でいることは、非常に無責任
なことのように思います。
▼世界資源研究所、世界の水リスク地図2019年版を発表▼
https://water-business.jp/article/201911027/
世界資源研究所(WRI)は、世界の人口の4分の1が
非常に高い水ストレスに直面しているとする
2019年度版の『アクエダクト世界水リスク地図を発表。
アクエダクトは189の国と地域を、旱魃リスクや
川の洪水リスクなど13の指標をもとに
ランク付けを行い、その結果をウェブ上で
インタラクティブに公開している。
世界の人口の約4分の1が住む厳しい水ストレス
に直面している17ケ国では、農業、工業、都市により、
利用可能な地表水と地下水の毎年平均80%が
使用されている。
この数字は気候変動により今後一層悪化することが予想されている。
(以上、上記サイトより引用)
今でさえ、そうですが、
これから世界中で開発や経済発展が進みます。
人口も増え続けます。
結果、ユネスコは2050年までに世界人口の
半分が水不足になると予測しているのです。
日本も無関係ではありません。
水が戦争や紛争を生む可能性もあります。
水不足が食料不足につながることもあります。
そうすると、輸入が止まったり、
海外拠点の業務が止まったりするかもしれません。
「日本は水が豊富だから大丈夫」
という意見の人もいるかもしれません。
しかし日本の水が大丈夫なのは、
「大量の食料を海外から輸入しているから」
という事情があるからです。
あるセミナーで聞いたのは、国内だけで
やりくりしようとしたら、日本が7.7個
必要とのことでした。
世界全体が平均的に豊かになっていく
未来(これ自体はよいこと)において、
これからは「金を出したら買える」
という傲慢な考えは通用しないかもしれません。
どの国も経済が成長した先で、自国民を
飢えさせてまで輸出しないと思うからです。
つまり決して他人事ではないということです。
他人事では居られないのです。
大きな社会課題は大きなビジネスチャンス
でもあります。
水源管理、水質改良、淡水化技術、
水を効果的に管理する仕組み、節水技術、
これらはすべて大きなビジネスに
成長するチャンスがあります。
世界にたくさん貢献できるからです。
貢献できる会社が成長するのは、
当たり前のことです。
そこまでは難しくても、
例えば、身近な水を大切にすること
から始めてもいいですし、
水に関する支援をしている会社の
製品・商品などを積極的に使うこと
でも貢献できます。
また災害時などは国内でも
水の問題が発生しますね。
BCP(事業継続計画)の中で、
水やトイレの問題を織り込んで対策
しておくのも良いでしょう。
自社だけでなく、何かあったときに、
水やトイレで地域に貢献できることも
計画的に取り組めばできるでしょう。
このSDGsシリーズ全般の共通テーマ
でもあるのですが、
問題意識の広さ・深さ・強さは、
事業にイノベーションを起こす
チャンスにもなります。
そういった観点でも、煽るつもりは
ありませんがSDGsを通して、
危機の共有と、三方未来よし経営のヒント
を一緒に考えていければ幸いです。
※余談ですが、
ユダヤ人があれだけ優秀で成果を
出すのは、おそらく遺伝子よりも、
危機意識・問題意識の強さに起因している
ように思います。
日本人は戦後、どうもそのあたりが
ダメになってしまっている気がします。