生産性を上げる人事考課・評価制度

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「さんよし会」主催の佐々木千博です。



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 生産性を上げる人事考課・評価制度
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前号に引き続き、中小企業診断士の
資格更新研修で他の診断士の方が話されていた
内容のメモです。

ご参考になれば幸いです。

実際に自社に落とし込んで
実施したい場合は相談ください。



■生産性の向上要素である人事評価・考課制度とは?

・生産性を考える3つの要素:
 ・設備を充実させる:機械、装置、器具 (製造業で比率大)
 ・仕組みを変える:プロセス・手順の変更、IT化による情報収集・加工
 ・人材:能力、スキル、意欲などを高める (特にサービス業では比率が大)


・意欲を高める補助金や助成金はない。
 賃上げだけで人の生産性が上がるはずもない。
 ⇒意欲を高める人事評価・効果が必要
  しかしマネージャーになるのは、
  「経験の長い人」「業績を上げた人」が多く、
  「心に火を付けられる人」とは限らない

・マネージャーは8割くらいが 4)を求めている(講師独自アンケート)
  1)素直に指示に従う部下
  2)文句は言うが成果をあげる部下
  3)知識・スキルなど能力の高い部下
  4)状況を見て前向きに行動する部下
  5)その他

・R.Aハイフェッツ:
 設備や仕組みは技術的問題、人材は適応課題(双方の変化が重要)

 ・金払っているんだから働け ⇒ 働いてやっている(対立関係)

 ・働いて頂いている ⇒ 働かせて頂いている (協力関係)

・マグレガーのY理論で働ける職場でありたい

・どんな人に働いて欲しいのか?どのように働いて欲しいのか?
 どんな従業員になって欲しいのか?

 明確に定めることが重要。

・就業規則を見ると法律にあるからつくっているだけ、
 労働争議に備えて服務規定にNGを列挙しているだけというケースも多い。
 リッツカールトンのクレドのような、ポジティブなことがあってもいいのではないか?

・高次欲求の人を集め、働きがいをもって働いて貰う
  ・制度:人事諸規定・制度設計
  ・運用:人事評価・フィードバック・目標管理

・ハーズバーグの「衛生要因」を中心に制度設計し、
 「動機付け要因」を発揮できる運用をする。


■生産性向上に向けた人事評価・考課制度の設計とは?

・経営理念に基づいた経営計画だけでなく、
 人材ビジョン、どんな会社にしたいのかという企業風土・文化まで設計する。

・期待する社員像を、職位等級育成制度をつくる

・中小企業白書にある中核人材・業務人材のイメージ
 ・中核人材(管理職は当たり前だが、一般社員も仕事を構想していく位置づけ)

 ・業務人材(決まった仕事をきまった手順でしっかり出来る人材。
      新入社員・パート従業員)

・職位表、職務範囲定義、賃金テーブル等を用意する

・目標面接制度(業績目標達成への貢献)と、
 執務態度制度(理念実現・企業風土への貢献)を用意

・人は評価されることはするけれど、されないことはしない。評価項目が重要

・行動を評価すること⇒日頃の観察とメモ、エビデンスを残すことが重要
 その行動が目標に貢献しているのか?
 風土醸成や能力開発に寄与しているのか?を見る。
 「努力しました、頑張りました」は当たり前。職位相当の努力は5段階の3。

・面談は、評価から入るのでなく、働いて頂いているのだから、
 労い・称賛からスタート。

・ハロー効果など考課者誤差は色々あるが、
 「自己投影効果」に注意。取り巻きを集めないように。
 組織が悪くなっていく。生産性も全体として良くならない



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