名刺作りから見えた”こだわり”と”とらわれ”

チームSKM 経営コンサルタントの上村です。

昨日はチームSKMのミーティングがありました。
現在、さんよし会の新たな名刺を作りをしています。

 

デザインをどうしようか?ということを
皆でワイワイと楽しく議論しています。

 

昨日もデザイナーさんに発注して出てきたデザインを見て
あれやこれやと意見交換をしていました。

 

そこで、表面のデザインで
直線的な図形のデザインと
お椀型のデザインがありました。

 

そこで色々な意見も出て
直線的なシンプルな方がいいという意見もあれば
お椀型のデザインが良いという意見もありました。

 

デザイナーさんの意図としても
お椀型には“受け入れる”という意味を
持たせているという説明がありました。

 

私を含めて数名はこのお椀型が良いという意見でした。
その理由としては「”受け入れる”という意味合いももちろん良いが
”実はこの形1つにも意味があって…”というように話のネタに出来る」
という意見もありました。



今回のタイトルですが
この”こだわり”というのは非常に大切だと思います。



デザイナーさんも1つ1つに
こだわって作っていただきましたが

1つ1つの行動であるだとか
仕事においては作業や作品に
意味をもたすか、もたさないかで
大きな違いが生まれます。



それは自分自身への違いと他者への違いの両面があります。



自分自身へ生み出される違いは
”しなくちゃ”から”したい”や”面白そう”
という視点に目が向き、意欲や愛着がわくという点。



他者へ生み出される違いは
「それだけ丁寧にされた仕事なんだ」
「この人はそれだけしっかりと考えている人なんだ」
と何もこだわりのない人と比べて相対的に好感度や興味があがります。



しかし、この”こだわり”に固執しすぎると
”とらわれ”になって迷惑をかけたり
近視眼的になったり
効率が悪くなったりするリスクもあります。

 

こういった”こだわり”が機能していなくて
手放さなくてはならない判断をどうすれば良いのか?
と考えてみましたが、次の2つの問いをしてみてください。



1.そもそも何のために?

 

目的に立ち返るということです。
今回の名刺も「そもそも我々は何を伝えたいのか?」
というところに立ち返った時に
「さんよし会の魅力を伝えたい。
そのためには話に興味をもってもらう必要がある」となると
「それじゃあ、デザインにちょっと遊び心をつけるのは重要だな」
という判断になり、今回のお椀型を採用しようとなりました。



2.費用対効果は?

その”こだわり”をする事による効果はきちんとあるのか?
効果は薄くてもリスクや費用は少ないか?
という問いをすることです。

 

今回の名刺の件でも
効果は大きいかは分かりませんが
かかる時間的、金銭的コストはほとんどないですし
形を直線型からお椀型に変えることによる
他のネガティブな要素も考えられないので
この”こだわり”を活かそうという考えになりました。



日頃の業務でも何となくしている事に対して
自身の”こだわり”を注げるところがあれば
注いでみてはいかがでしょうか?

その際には是非ともこの2つの視点で考えてみてください。