なぜ“売上を追わないスーパー”が熱狂的ファンを生むのか?
チームSKM 池原です。
皆様、今年の春のお花見は
楽しめましたでしょうか?
私の家の近くには
川沿いに咲く桜の名所があります。
お花見の楽しみと言えば
何と言ってもそこで飲むお酒や食事ですよね。
皆様、近くのスーパーで
買った袋を下げて、お花見を楽しんでいました。
そんな中、ひときわ賑わう
スーパーがありました。
先日オープンした
その店の名前は「ヤマダストア」。
このスーパーは
他のスーパーとは異質のマーケティングで
話題をふりまいています。
今回は
そんなヤマダストアの
他の競合店とは距離を置いた
独自戦略を紹介したいと思います。
<理念経営を実践するスーパー>
私が最初にヤマダストアに
出会ったのは、少し前のことです。
店の入口に
経営理念や行動指針が
書かれています。
ヤマダストアの
経営理念は「忘己利他(もうこりた)」
己を忘れて他を利する
そのまま解釈すると
「自分を犠牲にして相手に利益を与えよ」となりますが
ヤマダストアにとっては
全てのものは相互に依存し合っているから
全てのものに奉仕することが
ヤマダの幸せにつながるという考えとのこと。
具体的には
生産者、消費者、ヤマダが
三方よしの商売をしているということです。
自分たちだけ儲かればいいではない。
地域の商品の良さを
ヤマダがお客様に伝え、地域の人が
それを消費する。
また地域にこだわるだけでなく
・安全なもの
・健康なもの
・規模は小さいが想いをもっている生産者のもの
経営理念にある
「忘己利他」の精神が
一貫して店舗に浸透していることが分かります。
<売上至上主義ではないスーパー>
ホームページに載っている
エピソードですが
恵方巻は関西においては
節分のときに食べられる太巻き(巻きずし)です。
近頃は年明け早々から
予約受付を始めたり、当日は大量の値引きと
廃棄が常態化しているのが現状です。
そんな大量消費とスピード感に
ヤマダは早い時期から
メッセージを出していました。
「もうやめにしよう」
販売数を増やすより
今続けられることを大事にする。
ヤマダは
「売れ行きに応じて数を増やしたりしません」
「昨年の売れた分だけ作ります」
「欠品の場合はご容赦ください」
こういうメッセージを出しました。
中々できることではありません。
販売数を伸ばすことをあきらめる。
売上を伸ばすことをあきらめることに
等しいことです。
ただし、このヤマダの
やり方は多くの消費者の共感を生み
ファンを作ったと言われます。
これは「商売」ではなく
売上より正しいことを行う「正売」
と言えるでしょう。
<消費者参加型のスーパー>
もう一つ
エピソードを紹介します。
それはヤマダのオリジナル牛乳。
「搾乳日まで分かる低温殺菌牛乳」です。
通常、乳牛は穀物をエサにして
牛乳を採取しています。
それはその方が多くの乳が採集でき効率がいいからです。
しかし、ヤマダは敢えて
本来の牛の食べ物である牧草を食べさせる
酪農家を応援しています。
ただし、100%牧草にしてしまうと
原価が上がり、1本1000円近くになって
誰も買えなくなります。
ここからが面白いのですが
最初は
「牧草50%:穀物50%」という配合から
始めて、コストと想いを両立するところから
売り出します。
賛同者が増えて
売上が増えてくると
「牧草53%:穀物47%」のように
想いのほうを比重を増やし
消費者の買うという行動が
牛の健康や環境改善に反映させる
仕組みとしているということです。
この比率は
パックにプリントされ
消費者にもオープンにされています。
搾乳日は普通消費者に知らされて
おらず、それも公表しているという点で
非常に透明性が高く、正直な
商売を行っており、理念に沿った行動を行っています。
<一度訪れてほしいと思うスーパー>
エピソードを紹介しましたが
私は最初に店を見てから
すぐにファンになりました。
そして色んな人に
こんな素敵なスーパーがあったよ。
という口コミをしました。
有名な話ですが
儲かるという漢字には
「信+者」という文字が隠れています。
この私のような
ファン(信者)を増やすことが
その店にとっての売上に繋がり
儲かることに繋がります。
多くのスーパーは
他の店舗より1円で安く
売ること。それだけが差別化要素になっています。
どこで買っても同じ商品なら
1円でも安いほうがいいのは消費者の本心です。
しかし
それでは大手資本だけが生き残り
メーカーも原価を下げるために
商品の質や安全性も犠牲にしてしまうかもしれません。
また本当に安全で美味しいものを
作っている生産者が潰れてしまいます。
ヤマダストアはそんなスーパー業界に
一石を投じています。
想いを持つ生産者を応援し
その想いを消費者に啓蒙し
想いに共感する消費者増やしていく。
それが持続可能な社会を
作っていく。
そんな「三方よし」の売り場を
ぜひ一度、訪れて下さい。
ヤマダストアはこの冬に
梅田にあるデパートの地下にも
出店することが決まっています。
私のような
信者が増えているからでしょう。
ちなみに私よりも
ヤマダ信者は日曜のブログ担当の
中川さん(通称タカピー)です(笑)
業界は違いますが
さんよし会が目指す理念も
ヤマダストアに通じるものがあります。
さんよし会もヤマダストアの
ようにファンを増やしていきたいと頑張っています。
ぜひお気軽にご参加下さいね。
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