第二領域が共通言語の会社~未来を作る時間の使い方

チームSKM 池原です。


皆様は「第二領域」と聞いて何のことか
分かりますか?

私も最初分かりませんでした。
ただこの言葉を若い女性社員さんも
普段の業務の中で意識している会社。
それが長坂養蜂場さんでした。

9月29、30日と長坂養蜂場さんへのベンチマーク研修
が終わったところであり、我々の
ブログも長坂さんでの学びや気づきを
共有する内容となっています。


<第二領域とは何のことか>

さて、第二領域という言葉ですが
これは7つの習慣に出てくる時間管理のマトリクスの話です。

皆様も一度は聞いたことあるかと思いますが
縦軸に重要度、横軸に緊急度をとって
4分割にしたマトリクスです。

そしてこの第二領域とは
「重要度は高いが、緊急度は低い」ものです。

普段の業務の中で、この第二領域を意識して
仕事したことがあるか自分を振り返ると
ありませんでした。

前職を振り返っても、自分の業務に対する
認識は、重要度と緊急度ではなく
元々は営業の仕事だったので

・やれと言われたことをやる(怒られないため)
・目の前の業務をやる(お客様へ迷惑をかけないため)
・無駄な作業と思いながらもやる(仕事をしているふり)

など、やれと言われたことか、怒られるかどうか
のような非常にお恥ずかしい基準で
仕事をしていたように思います。



<第二領域を意識する姿勢>

長坂養蜂場さんでは
この第二領域を大切にされています。

社長曰くは、第一領域である
「重要度も緊急度も高い」業務とは

・納期や期限のある仕事
・クレーム対応
・接客や受注業務
・発送、在庫管理など

会社の売上を作るために日々やるべき業務が
これにあたります。


では第二領域の業務は言いますと

・経営理念の浸透、風土づくり
・共育/研修、朝礼
・プロジェクト・改善6S活動
・研究開発、ぬくもりの日
・コミュニケーション
・先行管理/自己研鑽 など


これらの活動がなくても売上に
直接影響するものではありません。
しかし、これらが会社の未来を作るものと
語っておられ、深く同意しました。

コミュニケーションがここに入っているのも
素晴らしいなと感じました。
仲間との触れあいや相互理解が
質の高いサービス提供や、多くの業務を
無駄なく行うことに繋がり
第一領域の業務にも好影響を及ぼすのだと
思います。


今回長坂さんのスタッフ(ぶんぶんファミリー)
にインタビューする機会もありました。
その中で、この第二領域に対する
業務の割合を聞いたのですが
なんと5割が第二領域と答えたスタッフも
いました。

それで普段の第一領域の業務が
終わるのかと不安になりましたが
おそらく問題ないのでしょう。

スタッフの能力の高さもありますが
それ以外に第三領域、第四領域の業務が
あまり無いことで成り立っているのだと
思います。


<この考え方から学べる事>

この考え方は仕事はもちろんですが
自分の人生を考えるときにも役に立ちます。

私の話で言いますと
今年に入ってから、忙しさにかまけて
運動をしていませんでした。

この健康のために体を動かすということ。
これは、まさに第二領域の項目です。

体調が悪いと、仕事に影響も出ます。
それは分かっていながら、すぐに何か
影響があるわけではないので、後回しにする。

健康とは当たり前にあるものではなく
しっかりと意識しておかないと
突然、ガタがくるものだと再認識しました。


日々の家族との時間。
こちらも後回しにしがちです。
家族への感謝や、一緒に過ごす時間は
大切なものであるにもかかわらず
当たり前のものと考えがちです。

では、普段僕も含めて
どの領域に、自分の時間を費やしている
のでしょうか。

・スマホでショート動画をみる(第四領域)
・ゲームや好きなことをやる(第三か四)
・食事やお風呂、睡眠の時間(第一領域)


第二領域が自分の未来を作るとすると
今の自分の生活がどのような割合で
構成されているか、一度棚卸をしてみたい
と感じました。

これを読んでいるあなたの一日の中に
”未来を作る時間”はどれだけありますか?


<まとめ>

第二領域を意識することが会社の未来を
作る。そこを疎かにしては、自分が
なりたい姿にはなれない。そのことを痛感させられました。

みんなが第二領域を共通言語として
理解し、日々の業務に取り組んでいる。
同社としては当たり前のことが
出来ている会社はどれだけあるのでしょうか。

長坂養蜂場には、このように
同社にとっては当たり前ですが、外の我々に
とっては凄いことが盛りだくさんでした。


このあとのメルマガでも他のSKMメンバー
から伝えられると思いますが
これは是非生で体感してもらいたいと
強く思います。

ぜひ、これからもさんよし会とともに
素晴らしい会社のことを学びましょう。

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