仕事の意義を示す・・・循環型社会創造企業からの学び4

おはようございます♪

一人時間あたりの稼ぎ力を増やし
働き甲斐と業績を最大化する専門家。

人生経営と会社経営を同時に黒字にする
感動経営コンサルタント 佐々木千博です。

あなたは、「SDGs」ご存知ですか?

Sustainable Development Goalsの
頭文字と最後のsをとって、
SDGsですが、
日本語では「持続可能な開発目標
と言っているものです。

簡単に言えば、経済一辺倒で、
今がよければいい、
地球がどうなってもいい、
という開発はダメ!

世の中を継続的に良くしていける
ような開発をしていきましょう。
未来の子供達にいい世界を残しましょう。

その指標・ゴールを全世界で
決めましょう♪

ということとです。

具体的には、
17のグローバル目標と
169のターゲット(達成基準)
が決められています。

そして、これは、国連や国任せに
するものではなく、地球で事業活動
をする私たち全てが意識して、自分や自社で
できることを取組んでいくべきものです。

石坂産業も、そんなSDGsの視点で
自社に何ができるのか?
を見据えて取組む会社です。

SDGs12「つくる責任、つかう責任」+〇〇〇責任

石坂産業では SDGsの12番
つくる責任・つかう責任
~持続可能な 消費と生産のパターン
 を確保する~

について特に重要視されています。

石坂典子社長いわく
「つくる責任・つかう責任」だけでは
不十分ではないかということです。

つくる責任つかう責任にプラスして
捨てる責任にまで見据えていかないと
持続可能な循環型社会は作れないという考えです。

そして石坂産業は、捨てる責任を
社会の中で中核的に果たしていく役割を担うと、
自社を定義されているようでした。

地球上に資源が無尽蔵にあって
エネルギーも無尽蔵にあるのであれば、
そして環境への負荷なしに無尽蔵に
捨てることができるのであれば、
捨てる責任は必要ないのかもしれません。

しかし、そんなことは全くありません。

つくる時に環境負荷が低く、
つかう時にも環境負荷が低かったとしても、
いざ捨てる段階で、大きなコストや
大きな環境負荷をもたらすといった
ケースもあります。

まず捨てる量を減らすということも大切ですが
捨てた後に効率的に再資源化され、
また別の人が、別の形で再利用する。

そのプロセスに過大なエネルギーや
過大な環境負荷がかからないようにする。

そこまで意識をしてものづくりをする。

そこまで意識をして買い物をする
賢い消費者になる。

そして焼却や埋め立てでなく適切に
再処理して、新たな形で有効活用していく。

そのような社会の実現を目指した結果が、
産業廃棄物中間処理業者だけではなく
里山の保全活動と人の受入れにも繋がっているのだ
と私は理解しました。

またこういった社会性のある大義を持つ
ということは社内においても大きな意味を持ちます。

自らの仕事に誇りが持てるかどうか
ということは働きがいに大きな影響を及ぼします。

働きがいを持って働ける職場というものは
その存在自体が人の幸せをもたらすものになります。

ゴミ仕分けの仕事というセルフイメージと、
未来の循環型社会を創造する一翼を担う
というセルイメージでは、
仕事に対する誇り・想いが全く変わるのは
容易に想像できることとと思います。

自らの事業にどのような社会的意味を与えるのか?
働く皆様にどんな働く意義・働きがいを
見出してもらうのか?

そのためにどんなビジョンを描き、
どんなメッセージを発していくのか?

これはまさにトップの仕事です。

単なる経済合理性だけではない
事業を通しての社会課題の解決、

誇りが持て、働きがいある職場の実現
を通しての人の幸せ創造。

そういったことを本当に真剣に
考える時代になっていると思います。