社員に箔をつける
連載でお伝えしている、ザ大家族主義のシンコーメタリコン。
今回は4回目。
今日は、技能賞などの取得推進について。
シンコーメタリコンでは、技能賞等を積極的に取得する支援をしています。
若手であれば「若者マイスター」。
熟練レベルであれば「現代の名工」
取得費用は全て会社持ち、資格手当もしっかりあります。
特に資格や受賞が仕事に必要な訳ではありませんしお金もかかります。
ではなぜ、このような取り組みをするのか?見栄でしょうか?
勿論、すべての施策・行動には意味があります。
社長曰く、若手に箔を付けてやりたい。
自信を付けてやりたい。
とのこと。
例えば、若手マイスターには、溶射という技術分野は、技能コンテストなどの
技術を証明する場がないので、審査する人を会社によんで、社長が一生懸命プレゼンするそうです。
若手は自信と仕事への自負が芽生えるでしょうし、そんな社長の応援する背中に
仕事への熱も入るでしょう。
そんな環境で、難易度が高いというか、「現代の名工」も何人もおられます。
更には、黄綬褒章の受章者まで3名も!70才を超えた方もイキイキと働かれているそうです。
ここでも社長の社員愛が光ります。
経営的に言えば、こんな効果があります。
・会社への帰属意識
・自信と自負、プロ意識が生まれる
・目標の存在による主体的な技術向上意欲醸成
・高い製造レベルの実現
・自社の技術レベルアピール
・イキイキ社員が最高の採用活動の武器になる。
何度でも書きますが、制度だけでは絵に書いた餅。
社長の人間愛が根底にあってこそです。