時代の断層を見逃すな
おはようございます。
三方未来よし経営(TM)
の目標達成コンサルタント
佐々木千博です。
今日から2日間、とある上場企業の
新入社員フォローアップ研修です。
4か月前に関わった新入社員たちが、
どれくらい顔つき変わっているか?
再開できるのが楽しみです。
人に関わる仕事の醍醐味の一つですね。
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★時代の断層を見逃すな
先日、オンキョーが8月1日付けで
上場廃止のニュースを見ました。
オンキョーといえば、子どものころ、
少し通な人向けの音楽プレーヤーの
イメージがあって、カッコイイな♪と
思っていた思い出があります。
ミニコンポも一台買いました。
記事によると、
ミニコンポがはやった時に
御三家と言われていたのが、
ケンウッド、山水電気、オンキョー
の三社。
ケンウッドは、日本ビクターと経営統合し、
その後、持ち株会社とケンウッドを含む
3事業会社が合併し65年の歴史を閉じました。
山水電気は2014年に破産しました。
そして、オンキョーも2015年にパイオニア
の音響部門を買収して再起を図るも、
結局はパイオニアのAV機器事業売却
に追い込まれて、上場廃止となったようです。
原因は、皆さんの生活の変化を振り返れば
凡その想像はつくと思います。
私自身、オンキョーのミニコンポは
実家に置きっぱなしで、今はもっぱら
iPhoneで音楽を聞いています。
そう、ジョブズが「1000曲をポケットに」
とプレゼンした2001発売のiPod。
ジョブズが「電話を最発明する」と言った2007年。
▼関連記事・スピーチ▼
https://xtech.nikkei.com/it/article/USNEWS/20070110/258261/
https://logmi.jp/business/articles/4152
デジタル化というエネルギーが高まって
いく中で、デジタル化断層が動きました。
こういった、音質を少し上げる、
バッテリーの持ち時間を少し長くする
性能を少し上げるといった
改善による変化とは全く異質の革新を
破壊的イノベーションと言います。
馬車が自動車に変わるような変化。
音楽関係ならレコード→CDの変化。
まさに時代に非連続の変化「断層」
が生れる時です。
これを改善で何とかしようとしたが、
その改善では対応できなかった
というのが、今回のオンキョー上場廃止、
という結果を生んだと言えます。
中小企業でも同じです。
方針レベル、戦略レベルで果断な
変更を求められる時に、戦略レベル、
改善レベルで何とかしようとしても、
ほとんどは徒労に終わります。
自社の事業の周りに、
大きな時代の断層がないか?
それにどう対処するかは、
100%経営者の仕事です。
中小企業は経営資源が限られて
いるから・・・というのは
事実ですが、
こと、会社レベルで変えるという
コトに関しては上場企業よりも
はっきりいって、遥かに簡単、
スピード感もって出来ます。
大地震になる前に、時代の断層を
よく注視して早い決断をしたいものです。