色眼鏡ことばの選球眼を持とう

おはようございます。

三方未来よし経営のビジョン達成を
コンサル・研修・ファシリテーション
で支援する

感動経営コンサルタント
佐々木千博です。

▼YouTube 個人・中小企業の商売繁盛チャンネル▼
https://www.youtube.com/channel/UCs9fHDobz8UxWLEU2cxfuxw/videos

▼メルマガ・バックナンバー▼
https://s-kando.com/blog
1000本以上の考え方・ノウハウ・事例が見放題です。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

★色眼鏡ことばの選球眼を持とう

昨日は、雪山さんからアンコンシャス・バイアス
(無意識の偏見)の話と、社内勉強に使える
メルカリの研修ツールの紹介がありました。

「アンコンシャス・バイアス」あまり
馴染みのない難しい言葉ですが、
簡単にいえば、色眼鏡のことですね。

色眼鏡というと不公平なイメージが
ありますが、誰しも持っているものです。
そして生きていく上で必要なものです。

(すべてゼロから情報処理すると
 脳がパンクします)

私は、色眼鏡を前提として、
悪い意味で色眼鏡に振り回されない
ためのポイントを押さえることと、

どうせ、かけるならいい色眼鏡を
選択して生きていくのが良いと
思っています。

今日は、人の色眼鏡に振り回されない
ために私が意識していることを
幾つかお伝えします。

●事実と意見をフィルターを常に
 にかけながら聞く。

意見や感想を事実かのように言う
人の言葉は要チェックです。

「〇〇さんが怒っていたので、
 返品対応しましょう」

仮にこんな言葉を言う人がいれば
突っ込みどころ満載です。

私なら「怒っていた」という
その人の意見・感想でなく、
どのような状況で〇〇さんが何を言ったのか?
どんな行動したのか?という事実を確認します。

怒っていた→返品対応 というのも
論理飛躍が甚だしいですね。

●こんな言葉は、眉唾で聞こう。

「すべて」「ぜったい」「みんな」
といった全部を包含する言葉。
本当に?例外はないの?との
自分に問うてみましょう。

「無理」「できない」こういった
言葉も怪しいものです。
実際は、やったことがないだけ、
難しいと思っているだけという
ケースが非常に多いです。

やったことがない=できない

は論理的におかしいですよね。

●一括りにした表現も疑う

人種、国、性、年齢、
〇〇会社の人は…
東大出身者は… 学歴がないから…

こういった一括りの表現は、
その背後に「すべて」というニュアンス
が隠れている時があります。

便宜上するときはありますが、
それが一人歩きしないように
注意する必要があります。

現実的には、すべての例外を列挙
し、個別具体的に、注釈付きで
話をすると、分かりにくいこと
この上ないので、単純化することはあります。

それに対して、無批判に受け取らない
受け取りての姿勢が大切だと思っています。

受け取る時から常に批判的に
取捨選択できれば、話す時も自ずと
意識するようになります。

例えば、以下の表現一つとっても
色眼鏡度は違うことが分かります。

高学歴者の子息は偏差値が高い
  ↓
高学歴者の子息は偏差値が高い傾向がある

便宜上、大括りに表現したり、
断言調でいう時もありますが、
可能であれば保留をつけるようにしましょう。

こういったことを社内で丁寧に
やっていくことで、不用意に人を
傷つけることが減るだけでなく、
観察・思考の解像度が高まります。

観察・思考の解像度が高まると、
気付く力や仕事の質があがります。