女性は管理職になりたくない?
こんにちは!
佐々木感動マーケティングの
雪山さやです。
毎週日曜日の
感動経営通信メルマガは雪山からお送りします。
今日は「女性管理職」をテーマにお話したいと思います。
以前のメルマガでも
アンコンシャスバイアス=色眼鏡、無意識の偏見
について取り上げました。
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▼無意識のバイアス組織でなくしていきませんか?
https://s-kando.com/archives/5725
▼色眼鏡ことばの選球眼を持とう
https://s-kando.com/archives/5727
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こちらの記事を
読んでくださった方であれば
本日のメルマガのタイトルにある
「女性は管理職になりたくない?」の
主語である『女性』を
ひとくくりにしているバイアスでは?と
お気づきの方もいらっしゃるかもしれません。
今日はそんな、女性管理職にまつわる
よくあるバイアス・誤解について
お話してみたいと思います。
★女性は管理職になりたくない?3つの誤解
あなたの会社で働く女性はいかがでしょうか。
・上昇志向の女性社員がいますか?
・管理職になりたがる女性が社内には
いないでしょうか?
本当にそうでしょうか?
ここで、3つの誤解を紹介したいと思います。
・女性管理職を増やしたい
・増やす取り組みをすでにされている
という経営者の方はぜひチェックされてみてください!
▼【誤解その1】
女性は結婚・出産のタイミングで働くモチベーションが下がる
新卒入社してから、
3~5年のうちに社内を見渡して
女性社員は先輩たちの様子を見ます。
そこで
「結婚・出産すれば
キャリアは横ばいになる」
という現実を知ります。
時短勤務を選択すると
業務時間は毎日1時間他の人より短いだけで
業務量は変わらず
給与は時短勤務分、大幅にカットされている
というワーキングマザーの話を聞くこともあります。
「育児期に時短勤務で頑張っても
評価されず出世はできなくなる」
というような現実を知って
モチベーション高く働くことが
できなくなってしまっています。
「頑張っても報われないなら
頑張るのをやめて、そこそこでいいや」
という気持ちをもった状態を
「学習性無力感」と言います。
この学習性無力感を感じている女性に
「モチベーション高く頑張れ!」
と言っても暖簾に腕押しです。
結婚・妊娠・出産を経て
時短勤務であっても
成果が評価されるのであれば、
考え方は変わっていくでしょう。
【誤解その2】女性は管理職になりたくない
私は、新卒で勤めた会社で
その頃、社内ではめずらしい
女性管理職の部署で働いていました。
そのマネージャーは新規部署を
立ち上げ、それに伴い
部署の長になった方でした。
私は、彼女の仕事ぶりや
お客様への気配りについては
とても尊敬していました。
しかしその頃の私は
「将来は管理職になりたい」
とは思っていませんでした。
むしろ、なりたくないとさえ思っていました。
その理由は、彼女を見ていて
・時間外業務は増えるが残業代がつかなくなり
・仕事の責任が増え
・常に体調を崩している
ということを知る存在だったからです。
以前の私がそうであったように
【今、目の前にいる管理職のように
なりたくない!】ということです。
今、管理職がどんな立ち振る舞いをしているか?
確認されてみてはいかがでしょうか。
長時間労働ができる人しか管理職に
なっていないのであれば、
一度管理職の働き方を見直してみる
必要があるかもしれませんね。
また、女性管理職のロールモデルが
社内におらず、困っているという会社は
外部のキャリアコンサルタントなどに依頼し
「メンター制度」を取り入れても良いかもしれません。
【誤解その3】転勤を嫌がる女性は上昇志向がない
リモートワークも普及し
転勤を経験すれば昇進するといったことに、
ますます合理的な理由は感じられない
という社員が増えています。
先日のニュースでは
NTTが「転勤・単身赴任を廃止」し
コロナ後もテレワークができるよう
サテライトオフィスを増やすという話題がありました。
女性・男性に関わらず、
ライフスタイルの中で
転勤を受け入れてその会社で働くことに
メリットを感じられなくなっているのかもしれませんね。
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「女性管理職」については
様々ご意見あるかと思います。
今日のメルマガをお読みになって、
バイアスをもたずに
あなたの会社の社員とコミュニケーションを
とっていただけたらなと思います。