好子と嫌子のビジネスでの一例(2)

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共育コミュニティ「さんよし会」主催


感動経営コンサルタント 佐々木千博です。



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 好子と嫌子のビジネスでの一例(2)
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ビジネスシーンにおける応用行動分析学(ABA)での
「好子」「嫌子」の例を考えています。

「好子」
 望ましい行動を促進するための刺激や報酬

「嫌子」
 不望な行動を減少させるために使用される刺激や罰



前回は、営業マネージャーが、部下の
営業パフォーマンスを向上させたい場合を
考えてみました。

今回は、「残業削減」をテーマに例を考えてみました。

上手く「好子」と「嫌子」を活用して残業削減できれば、
働きやすい職場ができますね。


今回でいえば、

望ましい行動 即ち、
効率的な作業と時間管理による残業時間の削減
を促進する場合に「好子」を与える。

望ましくない行動 即ち、非効率的な作業による
不必要な残業を減少させるように「嫌子」を適用する
ことを考えることになります。


尚、以下の例は、説明のためのもので、
その会社の価値観や、業態、状況、目指す社風などに
よって適切でない場合もありますので、
あくまで考える時の例として見てください。


■好子(ポジティブな刺激)の例

勤務時間に裁量を与える

効率的に業務できる人は勤務時間の裁量を認める
→時間管理のスキルを高め、効率的に仕事する動機になる


残業削減達成チームに報酬

残業時間を大幅に削減した部署やチームに、報酬を提供
→チームで効率的な働き方を模索、協力する動機に


時間管理スキル向上のための研修プログラム

業務の生産性向上や時間管理の研修を提供し、
受講を完了した従業員には認証書や小さな報酬を付与
→自身の生産性を向上させる能力が高まる


■嫌子(ネガティブな刺激)な例

残業の事前申請制度

残業をする際はその理由を報告、上司承認を必要とする
→残業が本当に必要かどうかを自問自答させ、
 不必要な残業を減らすことにつながる


残業削減目標の達成度評価

残業削減を年間のパフォーマンス評価の一部として取り入れる
→従業員が残業削減に対してより責任を持つ


残業費用の部署ごとの予算管理

各部署に残業費用の予算を割り当て、
責任者が説明責任を負う制度をつくる
→部署全体で残業を減らすための努力が促進する




望ましい結果や、望ましくない結果に対して
直接、好子や嫌子を与えるというアプローチも
あれば、望ましい結果やそうでない結果を防ぐ
知識・スキル向上に好子や嫌子を与えるという
アプローチもありますね


次回は社風に関連するもので考えてみたいと思います。


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