8割で満足思考

チームSKM　上村です

先日とある学びの場で
心当たりがあり過ぎて
胸が痛くなる言葉がありました。

それが「8割で満足思考」です。
こんな思考は学説的にはないので造語です。

私はNLPという脳科学や言語学を取り入れた
1980年代から発達した比較的新しい心理学を
学んだのですが、そこで教えてもらった事に
「人は繰り返し経験した事や強烈に経験した事で
フィルターが出来上がる」というものがあります。

例えば、小さい頃に90点のテストを毎回とっても
母親から「100点が取れないお前は勉強が足りない」
と言われ続けると、「100点を取らないと完璧ではない」
という完璧主義の人間になってしまいます。

逆に「90点も取れてすごい！次はもっと上を目指せるね！」
と言われ続けると、自己肯定感が高い人間になっていきます。

そこでこの「8割で満足思考」ですが、
学びの場で一人の方がスピーチで仰っていた内容です。

「8割でも大体出来て、周りから評価される経験を
たくさんした結果、大人になってからも
8割までしか力を発揮できない体になってしまった」
といった事をおっしゃっていました。

自分にも当てはまる…
と思い、胸に刺さりました…

これは非常に怖く、100%を出そうと思っても
自身の脳が80%で「良くやった」とOKを出してしまうので
余程、意識しないと100%にならないんですね。

しかもこれが厄介なのがそれに慣れた状態で
80%の力になると80×80で64%になってしまう。
ここまで来ると「8割で周りから評価される」という
状態も崩れてしまい、お客様やメンバーからの
信頼も失墜していまいますね。

繰り返しの経験と強烈な経験で
フィルターが出来ると冒頭でお伝えしました。

次のような対策をとることによって
悪循環から抜け出す事が出来ると思います。

・逆に意識的に100%を出すという経験を繰り返しおこなう