さっそく感動体験してきました!

チームSKM 中川隆浩です。

先週のメルマガで、
私自身、感動経験が足りない…どうにかせねば!
というお話をしました。

起こった感動がどのように表出してくるかということを分解してみましたね。

 

先日、仕事で訪問した新潟県の白根(しろね)で、
感動体験をいただくことができました!
そこで得られた「人は何に感動するのか」について考えてみたいと思います。


今回は、新潟のお魚が大変美味しい居酒屋がその感動体験の舞台です。
難しい言葉を使わずに実体験に沿って追確認してみますね。

感動が発生する前にはどのようなことが必要でしょうか?
こんな事実がありました。

1、何かしら自分が精一杯やった、みたいな体験をしている

 →今回は4日間連続で1日中研修に取り組みました。
  仲間と手探り状態で臨んだ中での初日ということで、
  それを何とか無事にやり終えた、というところでした。


2、感動を得たいと思って、自らが動いている

 →運は動より生ずという言葉をどこかで聞いたことがあります。
  感動に出会うのは運も必要ですね。
  したがって、感動は動より生ず、ということでしょうか。
  終わったら、美味しいものを食べましょう!ということで、調査開始!


3、事前の期待をき立てる

 →Google口コミ評価4.6のお店を発見!
  ただ、情報が古いのが、少し心配…
  このときに重要となるのは、
  お店の中の雰囲気とお料理が分かるキレイな写真ですね。
  写真の鮮度は落ちませんから。
  それで行くと今回のお店は全然大丈夫!
  予約をせずに飛び込みで行くことに。


4、場所が少し奥まったところにある、というわずかな不安…

 →正直に言って、お店がある商店街は、活気がありませんでした。
  ほぼシャッター通りになっていて、 
  しかも、目指すお店はその奥の路地裏にあるんです。
  もしかしたら閉店、あるいはお休みしてるかも…
  いやいや、そこで続けていけるくらいの
  隠れた名店なんだと考えました。


ここまでが、事前期待に関する事です。
どのような感動も
このような事前の出来事が下敷きになっているということでしょう。


ここからはサービス中の事になります


1、店主と店員さんの一発目の表情がステキ

 →このような事前の期待をもとに店名が書かれた暖簾をくぐります。
  暖簾は、ここから先は私たちのサービス提供の場という事を示す境界線のようなもの。
  利用する側にとっては、お邪魔しますねという一つの儀式のようなものに感じました。

  こちらは、まずやっているかどうか不安な状態でしたから、
  暖簾をくぐった後に聞くことになる、元気なご挨拶にホッとします。


2、いきなり考えもつかないことが起こる

 →着座して、まずお品書きを確認すると…
  手書きメニューの豊富さとその金額に驚きます。
  金額で4ケタ台のお品がない、
  良心的すぎて、逆にお店は大丈夫かといらぬ心配を…

  さらに、飲み物を注文するとありえないお通しが運ばれてきました。
  5品!
  どれも季節に合わせ、手間暇かけてつくられていることがわかります。
  いきなりココロをわしづかみにされた感覚が起きました。

 (後日、別の店の料理人の方が、
  あそこのお通しはスゴイっておしゃっていましたよ~) 


3、ご当地料理・お酒が本当においしい

 →新鮮で美味しいお魚を頂きたいということで、
  お刺身の盛り合わせ(950円!)を注文。
  「お待たせしました~」
  大皿に乗ったお刺身ちゃんたち~

  中トロ、シマアジ、ヒラメのえんがわ、甘エビ、イカ、タイ、コチ
  1人前で、それぞれ3切れずつ乗っているんです!
  むちゃくちゃうまい! 

  何ですか、コレ…
  950の前に少なくとも「1」を書き忘れていませんか?!

  かるーく事前期待を超えていきました…
  そのほかの地元の枝豆など、本当に美味しかったです。

 私は飲めませんでしたが、カウンターに並ぶ様々なお酒の瓶の数とラベルの種類に
 このお店が地域の人に如何に愛されているのかを感じ取ることができました。


 4、他の人(地域の人)との触れ合いがある

 →「美味しい~!ほんまうまいわ~!」と半ば興奮状態で話していたら、
   (講師、基本声がデカいw)
  どちらから来られたのですか?と声をかけていただき、
  歓談の輪が広がりました。

  自分がごひいきにしているお店を褒められているので、
  つい声をかけてみたくなったのだとか。
  そういう賑わいやふれあいがあるのもポイントだなと感じました。


5、終わることが少し寂しくなり、次また来たくなる

 →料理とお酒、地域の方とのお話に花が咲き、
  満足感、満腹感共に高くなっていきました。
  ここで、豊富なメニュー全て食べきれない残念さが出てきます
  他のお料理をぜひいただきたいと心から思います。
  つい「また来ますね!」の言葉が自然と口から出てきました。

  次の日はお店が休みでしたので、実際に2日後にまた行くことになりましたw
  すると、おかみさんから一言。
  「本当に来てくれるかな~と思ってたので、
   本当に来てくれてとてもうれしかった」

 これで、完全に「また来ます=また来てね方程式」
 の出来上がりですねw

 本当のリピーターというのは、
 お店側もお客さん側もこうした想いを
 おたがいに持つ関係性、とも言えますね。 

 こうして言葉にして声にして思いを伝える
 ということの大切さが身に染みました。


 今回の感動舞台は新潟県の白根地区にある「和の食 にし山」さん。
 暖簾を境目に起こった感動体験を
 提供する側と提供される側のリアルとしてお届けしました。

 どんどん感動体験を積み重ね、
 感動体験で日本を元気にしていこう!

みなさまにもステキな体験がどうぞ訪れますように…


※この直前に見た新潟の風景も事前期待を高めてくれました~