「〇〇のせい」を「〇〇のために」へ
ビジネスで軽視されがちなのが、
働く人の心のあり方・物の見方・考え方です。
心は目には見えないから、評価もできないし、
仮に心根が微妙でも、業績を上げていれば、
評価せざるを得ない面もあるかと思います。
しかし、短期的にはそうであっても、
中長期に見た時に、心根(心の根っこ・根底)や
ものの見方・考え方は、業績にも大きく影響して
くると考えています。
何事も、
1)まず心の働きがあって
2)思考が動いて
3)言葉になり、行動になり
4)成果になる
からです。
例えば、いつも、
「誰かのせい」、「何かのせい」にしている人は、
何かアドバイスや指導をもらった時に、
「でも」「だって」と言い訳用の接続詞が
口から出たりしがちです。
素直には受け止めにくいから、
なかなか改善しないし、成長もしにくいです。
すると仕事の成果も伸び悩みます。
例えば、いつも
「誰かのため」、「何かのため」と思っている人は、
誰か、何か?に対して関心を配っているし、
「自分に何ができるだろうか?」ということが
中心的テーマになるので、
出来るように努力するでしょう。
すると短期的にすぐ成果はでなくても、
中長期的には必ず成果が出るはずです。
なぜならビジネスは、お役立ち獲得合戦だからです。
先日、私も関わっている(一社)兵庫立志教育支援
プロジェクトの設立総会に参加してきました。
そこで志授業の認定講師が、体験授業に参加
してくれた小学生の子ども達に語りかけます。
夢は、「〇〇になりたい」
志は、「〇〇になって、〇〇のために、〇〇します」
だよ。夢と志は違うんだよ♪と伝えました。
アンケートによると、子ども達は、
夢と志の違いをしっかり分かってくれたようです。
「誰かのせい」の人生でなく、
「誰かのため」の人生の舞台に職場が
なっていくといいですね。
企業でも、心根や見方・考え方の教育が
大切だと思います。
本や雑誌での読書会などもオススメですよ。