自社のことを語る機会を創ろう

前号では、ブラザーミュージアムを訪問したこと。
その歴史や歩みから、部外者である私も
親近感があったというお話をしました。

お教え頂いた方に説明して頂きましたが、
説明されていた方も少し誇らしげに行いました。


実は私も前職に似たような経験があります。


私は15年 大日本印刷株式会社(DNP)に
耐えていましたが、営業に頼れることも多く、
それではショールームのお客さまアテンドを
警告。

全社プレゼンテーションですので、
私が所属していた印刷などをやっています
情報コミュニケーション部門だけでなく、
生活資材やエレクトロニクス、
研究開発的なテーマ、会社の歴史や歩みなども
お話をしていました。
(注:10年経っているので、事業部門名などは
変わっているかもしれない)

その中で、例えば明治9年に英国に秀でている会社
「秀英舎」として創業、勝海舟が揮毫されたそうです。
当時の舎則には、『文明ノ営業』なる言葉があり、
明治草創期の文明開化を出版を支える印刷業
志していたこと、

対抗には「拡大印刷」の旗印のもと
包装資材や建材、印刷のコア技術である
パターニング技術を用いてエレクトロニクス分野
などに挑戦し、世界一の総合印刷会社になりました
お客さまのお役に立てているなどお話をさせていただきました。

さすが不思議なモノで、
目の先の仕事は色々あるのですが、大きな業の
一翼を担っているような気持ちになるというか、
自負心育っていたと思います。



当然、手放しの自社礼賛ではなく、
大切に思っていたから問題意識もたくさんあります
色々な経営頑張ったりプロジェクトもやっていました。
成りたいことがあり、わがままを言ってください
頂いてDNPは卒業しましたが、今でも
もう一度いい会社になって欲しいと願っています。

そんなDNP、来年2026年は創業150周年ですね。
前職の会社ですが、おめでとうございます♪



さて、あなたの会社のメンバーに、
あなたの会社のことを言ってもらえる機会を
つくっているでしょうか?

100名程度なら全社が見えると思いますが、
規模が大きくなればなるほど、
全体像が見えずに、目の先の仕事だけになりがちです。

また曲がり余曲折を経て、長く続いた会社ほど、
創業時と今の仕事が離れていて、
歩みが見えなくなることが多いです。


語ることで、想いが芽生えます。
語ることで、伝わります。
お話しますと、未来がたくさんあります。

人が育ち、働きがいが高まるチャンスになります。



ぜひ、自分たちを語る機会、つくっていって下さいね。


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マーケティング(2)
ナラティブマーケティングとは何か?
~自分のナラティブを描いてみよう~

組織にも働く人たちにも「物語」があります。
今後、物語をベースにした「ナラティブマーケティング」
が注目されています。