「値付け」より「値決め」
この前、私が全体統括&事務局を
している新商品開発支援の連続講座
にて、友人である講師が面白い話を
していましたので、シェアしますね。
彼はプライシング(値決め)の
プロフェッショナルです。
彼が伝えたかったことは、
一言で言えば、「値付け」でなく、
「値決め」してください。
ということです。
・前例にならって値段決める。
・お客様の言い値が値段になる。
・コストをもとに値段を決める。
・競合を見て値段を決める。
・販売戦略的に値段を決める。
・PSM分析を参考に値段を決める。
・顧客提供価値から値段を決める。
・自分が信じる価値で値段を決める。
勿論、実際は例の中の一つではなく
複数組み合わされて
値段が決まっているとは思います。
決め方は色々あるけれど、
何となく「値付け」値段を「付ける」
ではなく、
意志をもって値段を「決める」。
これが重要だと言うのです。
なぜか?
簡単に言えば、経営へのインパクト
収益貢献への影響が絶大だからです。
とある本によると、
1%改善した時の営業利益への改善度
(対象:日本のTOP100社)
・価格32.2%
・変動費23.9%
・販売量8.2%
・固定費7.2%
なんだそうです。
少し古いデータですし、
勿論、業種・業態・規模・時期で
千差万別とは思いますが、
どれほど価格が重要か?
が良くわかります。
特に中小企業の場合は、
量を拡大を目指すより、
値段を上げる努力の方が
遥かに大事ですね。
京セラ・稲盛和夫さんは
「値決めは経営である」と
言われているそうです。
あなたも値決め、
一度立ち止まって
考えてみませんか?