あきらめ感・不安感・危機感

理念を核とした組織開発と事業開発で
働く人の幸福と、業績向上体質をつくる

三方未来よし経営®のパートナー
感動経営コンサルタント
佐々木千博です。




★今日のCONTENTS★

【Contents】あきらめ感・不安感・危機感

【Book】毎日更新
 今日の読書「ザ・ラストマン」

【Contents】あきらめ感・不安感・危機感




厳しい会社のご支援をするときに、
以下の三つのいずれかの空気を感じることが多いです。

すなわち、

・無関心や、あきらめ感

・不安感

・危機感

です。


勿論、一番深刻なのは「無関心」の会社です。
厳しい状況にも関わらず、自分とは関係ないか
のように無関心です。または、どうせ無理と
どこか、あきらめた空気が流れていることもあります。



この状況を何とかしたくて、
「このままだとリストラだ!」
「給料の減俸・遅配になるぞ!」

と煽って当事者意識をもってもらおうという
人もいますが、これをすると増えるのは
単なる「不安感」だったりします。

不安感は気持ちを下げるだけで、
行動の質・量を高めません。

不安から逃れたくて、辞める人が出てきたりします。



本当に必要なのは「危機感」です。
危機感というのは、

・事実に基づいて現状を理解していること。

・このままでは駄目だが、解決可能な
 状態として認識していること

・この解決に、自分が貢献できることを
 理解していて、実際に行動しようとすること

が、満たされている状態です。



リーダーは、不安感を煽るのでなく、
メンバーに正しい危機感を持ってもらう
ことが大切です。

そのために、

・事実を正確に伝え、
・解決できることを伝え、
・一人一人が参画できる貢献方法を示す


ことが大切です。


コロナ初期に「星野や」は倒産確率と
乗り越えるための会社の考え方・方針などを
具体的にリーダー達に伝えました。

きっと大丈夫だろうという
薄っぺらい楽観論も駄目ですが、
単に不安を煽るだけの発信は厳に慎みたいものです。



【Book】毎日更新・今日の読書「ザ・ラストマン」



「AI分析で分かったトップ5%社員の習慣」によると
28社の調査で、一般社員95%の読書量は年平均2.2冊、
トップ5%社員は20倍の年48.2冊です。
社長は勿論、リーダーに読書は必須習慣ですね。

*「書評」や「まとめ」ではありません。
*太字部分は引用部分です。

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「ザ・ラストマン」
著者:川村 隆
(7000億以上の赤字から日立をV字回復させた方)
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私は、「競争すること」を否定しません。むしろ、健全な競争こそ、人や組織を発展させるのだと考えています。(中略)健全な競争と不健全な競争を分ける一つの基準は、競争する土俵・枠組がきちんと整っているかどうかでしょう。(中略)「競争しよう」と号令をかけるだけでなく、「競争する場」をつくることも大切です。

「健全に競い切磋琢磨する環境とルールはあるか」

誰もが自分の分を全うし輝ける社風は大切です。
しかし、それとぬるま湯・傷のなめ合いは
全く異なります。

心理的安全性(自分らしくあれること)と、
挑戦や競争の機会の両方がない会社は、
片輪走行の車のようなものです。

大企業は程度の差はあれど、ほっておいても
競争環境は結果として生まれやすいです。

中小企業こそ、意識的に挑戦・競争機会と、
そのルールを作っていく必要があると思います。

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