SDGs Goal.11「住み続けられるまちづくり」で出来ること
SDGsへの取り組みは、持続可能な社会を
未来の子供たちに残す事業者・大人の
責務の一つです。
そして大企業よりも中小企業の方が
一歩踏み出すことはずっと簡単です。
そして、目先の利益でなく、中長期的
に強い会社をつくるうえでも有用です。
今日は、SDGs Goal.11
「住み続けられるまちづくり」
で、できることを考えたいと思います。
これは地域密着の中小企業で
やりやすいテーマです。
対応する169のターゲットには、
一部抜粋すると以下のようなものが
列挙されています。
・世界の文化遺産及び自然遺産の
保護・保全の努力を強化する。
・災害による死者や被災者数を大幅に削減
・女性、子供、高齢者及び障害者を含め、
人々に安全で包摂的かつ利用が容易な
緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。
・災害に対する強靱さ(レジリエンス)を
目指す総合的政策及び計画を導入・
実施した都市及び人間居住地の件数を
大幅に増加させ、仙台防災枠組2015-2030
に沿って、あらゆるレベルでの総合的な
災害リスク管理の策定と実施を行う。
いろいろ考えられそうですね。
例えば、
誰でも過ごしやすいという観点で、
ハンデのある方向けの駐車スペース
やアプローチの改善も出来ます。
楽しい街づくりという観点で、
私が訪問したことのある、
ある地方の企業では、
自社駐車場で地域住民を
巻き込んだBBQ大会をやっていました。
美しい街づくりなら、
植栽や休憩スペースなどが街に
憩いの場を作り出しますし、
環境負荷を押さえたイルミネーション
などもきれいですね。
会社周辺の地域清掃なども
地域に根差す企業として
地元に愛されることも含め
一石二鳥ですね。
災害対策では、緊急時の自動販売機
や食品在庫などの解放、
緊急時グッズや避難場所の提供
などもできるかもしれません。
これからは、自社のBCPの観点
でも考えておきたいことです。
自動車関係の会社なら、
安全なモビリティ社会づくりの
安全教室などもいいかも
しれませんね。
住み続けられる街があってこそ、
その街で事業が続けられます。
地域への責任としても、
具体的にできることを
やっていきたいものです。
※補足:仙台防災枠組2015-2030
第3回国連防災世界会議で採択されたもので
SDGsのように2015年から
向こう15年を見据えた枠組みです。