SDGs Goal.14「海の豊かさを守る」で出来ること

SDGsへの取り組みは、持続可能な社会を
未来の子供たちに残す事業者・大人の
責務の一つです。

そして大企業よりも中小企業の方が
一歩踏み出すことはずっと簡単です。

そして、目先の利益でなく、中長期的
に強い会社をつくるうえでも有用です。

今日は、SDGs Goal.14
「海の豊かさを守る」
で、できることを考えたいと思います。

四方を海に囲まれた海洋国家・日本
で暮らし事業をする私たちには
とても大切なテーマですね。

突然ですが、
「海洋プラスチックごみの量が海にいる魚を上回る」

といったら信じられますか?

実は、2050年には海にいる
膨大な魚よりも、海の中のプラスチック
総量の方が増えるという予測が本当に
あるのです。

そして、日本はプラスチックの
生産量で世界第3位。

1人当たりの容器包装プラスチック
ごみの発生量については、世界第2位。

です。

海の恩恵をもらってきたことに
関して世界有数の日本は、
プラスチック大国でもあります。

▼詳しくはWWFのサイト参照▼
https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3776.html#section3

プラスチックは分解せず、長い期間
蓄積し続け、生物の体にも入っていき
悪影響を及ぼすと考えられています。

日本の企業として出来る事は
多くあると思います。

例えば

 プラスチック容器・
  石油由来の包装を使わない

 社内でペットボトルを出さない

 同じプラスチック容器でも
  ワンユースでなく、ずっと使える
  ものにする。

 家庭でも工夫できるよう
  社内勉強会を開催

また、海の問題は、私たちが直接出して
いるプラスチックに限りません。

間接的に海の環境・豊かさに
マイナスのインパクトを与えてる
ことがあります。

何気なく買って食べている魚介類。
これも、近い将来、多くの魚介
海産物が食べられなくなるという
予測もあります。

つまりサステイナブル(持続可能)で
ない海産物を大量に輸入して、
そのうち多くは、フードロスで廃棄
したりしています。

IUU漁業という言葉もあります。

Illegal, Unreported and Unregulated漁業、
つまり、「違法・無報告・無規制」な漁業
のことです。これが大きな国際問題に
なっています。

▼IUU漁業のレポート▼
https://www.wwf.or.jp/activities/data/20171227_ocean02.pdf

グルメもたまにはいいですが、
こういった事実にも目を向けて、
できることを考えていくことが
大切だと思います。

 社食のあるところなら
  食材に留意する

 海に流しているものに
  どんなものがあるか調査し
  見直してみる。

 食品加工業なら仕入の
  内容を吟味する。

 海の豊かさを考える勉強機会をつくる

目の前の危機になってからでは遅いことです。

また、目の前の海が仮にきれいでも、
何気ない生活や事業推進で、遠く外国の
海を汚していることもあります。

時間軸・空間的広がりにおいて、
自分が直接的に関係なさそうであれば
それでOKというのは、あまりに
無責任なことと思います。

できるところから、やっていきましょう。