SDGs Goal.15「陸の豊かさも守ろう」で出来ること

SDGsへの取り組みは、持続可能な社会を
未来の子供たちに残す事業者・大人の
責務の一つです。

そして大企業よりも中小企業の方が
一歩踏み出すことはずっと簡単です。

そして、目先の利益でなく、中長期的
に強い会社をつくるうえでも有用です。

今日は、SDGs Goal.15
「陸の豊かさも守ろう」
で、できることを考えたいと思います。

2050年、海の生き物より、海のプラスチック
の方が多くなるという恐ろしい話を
SDGs ゴール14で触れましたが、
陸も多くの危機があります。

世界人口 約78億人、
そして、日本を含む一部の国が
豊かさを享受するのでなく、
世界中が豊かになろうとしている。

更に人口はますます増え続ける。
地球のサイズは変わらない。

どう想像しても、エネルギーも
食料も、物品の材料も、
厳しい未来しか想像できません。

有名なReduce・Reuse・Recyleの3R
(減らす、再利用する、再資源化する)
の中でも減らすが何より重要です。

最近は、Refuse(買わない)の単語を
加えた、4Rというものもあります。

・Refuse(買わない)
・Reduce(減らす)
・Reuse(何度も使う)
・Recycle(最悪、再資源化する)

本当は「買わない」が圧倒的に重要
なのだと思います。

作る・運ぶ・売る・買う・捨てるのサイクル
を前提とする経済システム自体が
もはや限界なのだと感じています。

それを前提としないビジネスモデルへの
転換が企業の社会的責任のような気が
最近しています。

さて、「陸の豊かさ」で私が一番に
思い浮かぶのが、FSC認証です。

私は前職で印刷会社に勤めていたので、
このFSC認証は10年以上前から
普通にしっていました。

FSC認証は、森林の環境保全に配慮
しているものにつけられる認証です。

印刷会社では、紙を大量に使います。
お客様企業に多少高くても、
FSC認証の紙を使いませんか?
と提案するのです。

▼FSC認証▼
https://jp.fsc.org/jp-jp/2-new/2-1

余談ですが、海のエコラベルとしては
MSC認証というものがあります。

▼MSC認証▼
https://www.msc.org/jp

こういったFSC認証の紙を使うという
のも一つの方法です。

他には、

他にも、木材を使う場合に、
 間伐材を積極的に活用。

会社の敷地を緑で豊かにする
 (ストレス軽減効果も)

グリーンウォールをつくる
 (夏の温度を下げるので、電気も
  節約できる)

なども出来ます。

森林以外にも出来ることはあります。

私はお肉好きなのですが、
ベジタリアンの人は環境に優しいです。

草うしは一頭が成牛出荷されるまでが
約26ケ月らしい(黒毛和牛は38か月)ですが、
26か月の肥育で3.5トンの牧草を食べるそうです。

この牧草や飼料をつくるのに、
大きな環境負荷がかかっています。

世界全体として豊かさが進むにつれ
食肉の問題も出てきます。

私はベジタリアンは少しきついので、
自然に近いお肉を少量だけ、時々頂く形に
していければいいなと思っています。

すべてを一気にすることは、
難しいと思いますが、個人でも会社でも
できることから、やっていきましょう!