経営者と従業員のベクトルを合わせるには?

三方未来よし経営®のパートナー
笑顔あふれる働き方と経営の共育コミュニティ
「さんよし会」主催の佐々木千博です。


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 経営者と従業員のベクトルを合わせるには?
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昨日まで、ラーニングエッジ株式会社の
MBS3(Management of BANTOKU Seminar)
という集中講座を受講していました。
素晴らしい3日間でした。


その時に 同じチームで学んでいた
素敵な経営者Aさんからこんなお話を聞きました。

Aさんはは自社の売上・利益だけではなく
「日本の○○を○○に変えたい」という高い志と
熱量を持っておられます。

そしてその熱い想いをリーダーの方に
早速伝えてみたそうです。ところが、
「どうしても自分ごとになりきらない」
ということを伝えられたそうです。

私はそのリーダーの方も
とても素晴らしいと感じました。
何となく分かったふりをすることも
できると思うのですが、

素直に「自分ごとになりきらない」
という思いを言っていただけたからです。
またそういった意見を素直に言える
関係性を築かれてきたJさんも素敵ですね。

とはいえ、Aさんからすると、
残念なことではあります。

こういったお話は、経営者が高い志と
熱量を持っておられる時にこそ起きがちです。


 
このような時のアプローチの仕方は
いくつか考えられるのですが、
今日は一つ考え方とアプローチ例
を簡単にご紹介します。


まず、一つ大前提があります。

まったく同じ理想とビジョンを
もつことは不可能です。
生まれも、育ちも、価値観も、今の立場も
同じ人はいないですし、同じ言葉を
使っていても全く同じイメージという
ことはありえません。

だから、同じでないことを嘆く必要はありません。


では、共通の思いをもって、ワンチームで
事に当たることは不可能なのか?
と、言えばそうではありません。
近いイメージをもって、それぞれの役割範囲
を全うすることは充分できます。


例えば、坂本龍馬のように、
「日本を今一度せんたくいたし申候」
と言ったとします。

これに「そうだ!日本を洗濯しよう!」
とがっつり賛同して、同じレベルで理解して、
同じレベルの熱量で一緒に活動できる人は、
あまりいないと思うのです。

視座が高すぎたり、抽象度が高すぎたり、
エネルギーが凄すぎたりするわけです。



現代的な例でいえば、
「世界から飢餓をなくそう」と言われても、
勿論、そうなればいいと思うけれど、
自分事にはなりきらないといった具合です。

しかし、「家のフードロスを減らそう」、
なら自分もやってみよう♪と思える訳です。
家計にも環境にも優しい。

「家庭のフードロスを減らそう」
からでいいのです。

「家庭のフードロスを減らす」ことが、
実は飢餓問題の解決の一翼を
担っているからです。

※2014年の日本のフードロス621万トンで、
 国連世界食糧計画(WFP)の
 食糧援助量は約320万トンの2倍以上

単純計算すれば、日本のフードロスを
ゼロにすれば、WFPは3倍の食糧支援が
できて飢餓で亡くなる子供も減ることになります。

その第一歩として、自宅のフードロスを
減らそう♪そして地域のフードロスも
減らそう♪と拡がっていけば良いわけです。

自分の身近な所から、考えていったら、
その先は世界に繋がっていたりするわけです。
「自分の隣と世界は繋がっている」のです。



別の例でも考えてみます。
マッサージ店で勤務しているとします。
その時に自分のお店にくるお客様のことは
リアルにイメージできる。
お客様が喜んでくれたら嬉しい。
だから、もっとお店良くしていきたいよね。
そのために何が出来るだろう♪
これは考えられるしイメージできる。

そこからスタートして、
その嬉しいが、より拡がったら嬉しいよね。
たくさん、お客様に喜んで貰って、
近くにもう一店舗できたら、
仕事のシフトも調整しやすくなるね。

遠くの両親の実家の近くにも、
私が働いているような
素敵なお店ができたらいいよね♪

知らない誰かの近くにも、できたら・・・
日本中にできたら・・・
だんだんとワクワクしてくる。
それでいいと思うのです。

大切なのは、その人にとって
「リアルにイメージできるいいこと」を
土台・スタート地点にすることです。


自分の仕事の意味・意義を本質的に理解して
一気に抽象化したり、社会課題に対応
させて逆算で考えられる人もいるとは思いますが、
普通はそうではないと思います。


マッサージ店の例のようなことを
丁寧にファシリテーションしながら、
プロセスを共有していくと、
押しつけにならず自分事になりやすいです。


なかなか自社の働くメンバーに、
「我が社の志や大きなビジョンが腹落ちしない。
自分ごとにしてもらえない」とお悩みの経営者や
リーダーの方は、このようなアプローチも
是非、検討してみて下さい。



PS.
冒頭ご紹介したラーニングエッジのMBS
は自社の事業発展を集中して考えるのに
最適な講座です。また、自社の幹部と
共通言語をつくるのにもぴったりです。

に興味ある方は、まず私にご連絡ください。

私からご紹介させて頂きますし、
認定シニアトレーナーの
私のフォロー特典付きになりますので
とってもお得です♪

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