人財育成の生産性をあげる方法 2
前号では、人財育成に関わるお困り事、
課題に触れながら、
効果的に人財育成の効果につなげる
「人財育成のデザイン」がされていないことが
大きな問題点ではないか?という課題提起
をいたしました。
今日は、研修に参加してもらう前の段階で、
送り出す会社や上司がやっておくべきこと
について。
こんな会社はダメという例はこんな具合です。
「〇〇さん、××研修に行ってもらうから」
「よろしく」
こんな送り出し方をしていたら、
研修などの学びの効果が半減して当たり前です。
そして、研修から帰ってきた〇〇さんには、
特に何もなし。または、報告書を出して終わり。
こんな迎え入れ方をしていたら、
全然ダメですね。
社内外問わず、研修前には、
目的(何の為に、〇〇さんに、××研修を受けてもらうのか?)
目標(研修を通して、何を得てきて欲しいのか?)
を期待感を込めてキチンと伝えることです。
これらがあるから、研修受講意欲があがります。
意欲で全く成果は変わります。
当たり前のことと思いますが、疎かな人も多いです。
また、研修後に迎え入れた時に、社内報告会
を是非オススメしたいです。
学んだコトを仲間に伝える場面がある
と分かっているだけで緊張感をもって、
アウトプットを意識して学べますし、
教えることで理解度・定着度が変わります。
また他のメンバーにも知見が共有されます。
さらに、〇〇さんは××を学んできたんだな。
仕事の中で××で活かそうとしているんだな。
応援・サポートしよう!
という空気まで職場にあれば最高です。
報告書をただ出しても、あまり意味はありません。
(しっかり記載させて、しっかりフィードバック
すれば別ですが、報告書だけのところは
出して終わり・・・が多いようです)
研修に派遣しても、全く成果が違うのは、
研修の善し悪しや、講師の善し悪しより、
送り出し方、迎え入れ方の差の方がよっぽど
大きいというのが実感です。
なので、研修等の相談された時は、
私は必ずこれらのことをお伝えしています。
研修単体でなく、
研修前後にこだわってみてください。