「冒険する組織のつくりかた」の講演を視聴して

チームSKM 上村です。

先日、関西大学梅田キャンパスで開催された
『冒険する組織のつくりかた「軍事的世界観」を抜け出す5つの思考法』
に参加してきました。

 

こちらは「問いかけの作法」等で
有名な安斎勇樹さんの新著で
2025年1月24日に出版されたばかりの
書籍の出版記念イベントでした。

 

「冒険する組織のつくりかた」は
「軍事的世界観」から「冒険的世界観」に
アップデートするための理論と実践が
詰め込まれたビジネス書では中々ない446ページという分厚さです。

郵便ポストに入るギリギリのサイズを攻めたとおっしゃっていました(笑)

 

今回の講演で印象に残ったところを
幾つか振り返りたいと思います。

 

まずは目標設定のフレームとしての
ALIVEの法則が印象に残りました。

有名なSMARTの法則にプラスして
新しく安斎さんが提唱された法則です。

 

なおSMARTは以下の頭文字です。
「良い目標設定」をするため基準として
昔から受け入れられている考えです。

 

Specific:具体的である
Measurable:測定可能である
Achievable:達成可能である
Relevant:上位目標と関連する
Time-bound:時間期限がある


非常に良く出来たモデルなのですが
使い方によっては「行動を縛り上げ」
「やらされた感に満ちたノルマ」としてしか
受け取れない人も多いのでは?と彼は提唱しています。

SMARTだけだと軍事的になってしまう部分もあるので、
SMARTの良い部分は踏襲しながら、
ALIVEをそこにいれてALIVE(活き活きとした)
目標設定をするということでした。

 

因みにALIVEは以下の頭文字です。

 

Adaptive:変化に適応できる

Learninful:学びの機会になる

Intersting:好奇心をそそる

Visionary:未来を見据える

Experimental:実験的である

 

例えば、クリエイティブな方には数値目標は
「萎えさせる」ことが多いようですが、
「燃えるような」数値目標は何か?という視点で考える。
これが私にとっても大きな気付きでした。

組織においても、SMARTな目標にしているつもりでも、
面白みのない単なる筋肉質でもないペラッペラな目標に
なっている可能性もあるのでは?と感じました。

 

皆さんの組織の目標はどうなってますか?

縛られた目標で薄っぺらい機能していないものになっていませんか

ワクワクする目標とは何か?

このフレームを参考にしてみてください。