Let’s ブランディング

前回は、スターバックスやハーゲンダッツ、
ポカリスエットなど、皆様に馴染み深い企業や
商品の事例を通じて、
ポジショニング戦略について考察しました。

 

今回は、私たちの業務において、
どのように応用し、ポジショニングや
ブランディングにつなげていくかを、
具体的なアクションと共に考えてみたいと思います。

ここでは、大企業のブランディングではなく、
1人や2人の企業でも実践可能な取り組みを検討します。

 

お客様のニーズを満たす自社の強みを見つける

言うは易く行うは難し、ですが、
自社の強みを明確にすることは非常に重要です。
詳細な外部環境の分析などに手を付けると
複雑になりがちですが、ここではシンプルに進めましょう。

お客様が、なぜ他社ではなく当社を選んでくれたのか?

これをヒアリングやアンケートなどで
調査することが有効です。

ただし、お客様が必ずしも本音を
語ってくれるとは限りません。
これは悪意ではなく、言葉にしづらい場合が
多いためです。
データで裏付けを取れるとさらに良いでしょう。

ヒアリングから浮かび上がった「選ばれた理由」
の中で、競合他社が真似できない、
もしくは真似するとデメリットが生じるような
要素を選び出すことが重要です。
それらがブランドとして成長する強みの候補になります。



■メッセージを一貫して発信し続ける

自社の強みと顧客ニーズを組み合わせた
メッセージを、一貫して発信し続けることが大切ですね。
その際、単なる主張ではなく、
以下のような要素で裏付けると効果的です。

開発のエピソード

例えば、先日映画館で見た「ディア・ファミリー」は、
娘さんの人工心臓を創る狂気ともいえる
情熱の先に生まれた「IABPバルーンカテーテルの国産化に初成功」
した実話に基づく映画です。このようなエピソードはブランドに成り得ます。

商品のこだわりポイント

特許や賞の受賞など客観的な要素

お客様の声

 

また、ブランドにふさわしい商品や
サービスの提供することはもちろん、

それを表現する包装紙やデザインにも工夫が必要です。
さらに、折に触れて様々なメディアを活用し、
伝え続けていくことも大切です。



■定期的にチェック・必要なら見直す

ポジショニングやブランディング方針は
一度決めたら終わりではありません。

前号のポカリスエットなどは、当初の
スポーツ飲料一本から、変えてきて
いますよね。

世の中が変わればニーズも変わりますし、
競合も日夜努力しています。

コロコロ変えるのはNGですが、
定期的に見直すことが大切ですね。



PS.
この内容についての個別相談も受け付けています。
一人で考えると進まないことも、人に話すことで
整理されることもあります。お気軽にご相談ください。

 

▼無料個別相談▼
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