何によって覚えている?身近な例で考えてみよう
前回のメルマガで、
「何によって憶えられたいですか?」
という問いかけを上村さんからさせて頂きました。
今回は実際に成功している企業がどのように
ポジショニングをしていっているかみてみたいと思います。
■スターバックス
みんな大好き、スターバックスは単なる
コーヒーショップではありません。
「サードプレイス」というコンセプトを掲げ、
家でも職場でもない「くつろげる空間」
を提供するブランドとして知られていますね。
このポジショニングが、他のカフェとは一線を画し、
価格が高めでも多くの顧客が足を運ぶ理由に
なっているかと思います。
最近は、時間制限するスタバもありますが・・・
■ハーゲンダッツ
みんな大好き、ハーゲンダッツ。
「プレミアムアイスクリーム」という
新しい市場を開拓し、高級感を前面に
出して成功しましたね。
かつて、日本では高級アイスクリームという
概念はあまり無かったと思いますが、
ハーゲンダッツはそれを定着させましたね。
世界中から厳選した高品質な原料を使用し、
特にミルクの品質に徹底的にこだわる。
当初は温度管理が整備されたデパートや
高級スーパー、直営店のみに販売を限定し、
プレミアムな世界観を構築しました。
今は、どこでも買えますが、
「高級」のイメージは健在ですね。
■ポカリスエット
個人的にはTVCMが上手いなぁ~と思うポカリスエット。
最初はスポーツ飲料として登場するも、
競争が激化する中で「清涼飲料水」としての
ポジショニングにシフトしました。
2015年以降、ポカリスエットは「青春の味」
というイメージづけで、人気女優を起用した
CMなどを通じて、青春時代に飲む飲料としての
ポジションを確立し、幅広い年齢層からの支持を獲得しています。
私も特に飲まないですが、CMは好きです。
「何によって憶えられたいか?」を考えて、
成り行きでなく、ポジショニングを創る。
それを一貫して守っていく。
場合によってはポカリスエットのように、
環境変化にあわせて、シフトしていく。
さて、私達はどんなポジショニングを
とっていきましょうか? ^^
PS.
この内容についての個別相談も受け付けています。
一人で考えると進まないことも、人に話すことで
整理されることもあります。お気軽にご相談ください。