はたらく人の【不幸せ】の7因子
昨日は、雪山さんから私が以前から
折に触れてお伝えしていた幸福学の
新しいパーソルさんとの研究について
の記事でした。
▼幸福学に関する過去の記事はコチラ▼
(幸福学から)やってみよう因子を刺激しよう♪
https://s-kando.com/archives/3267
(幸福学から)ありがとう因子を刺激しよう♪
https://s-kando.com/archives/3275
(幸福学から)なんとかなる因子を刺激しよう♪
https://s-kando.com/archives/3290
(幸福学より)ありのままに!因子を刺激しよう
https://s-kando.com/archives/3306
経営の目的とは何か?とを一言でいえば、
「関わる人を幸せにすること」
更に付け加えれば、
「未来の人達に幸せの因を遺すこと」
でしょうか?
いずれにせよ、経営をする者にとって
部門経営をするリーダーにとって、
「幸せ」について理解を深め、
実践に活かすことは最重要テーマ
と言えそうです。
「幸せ度」を高めるためには、
「幸せ因子」をあげる、
「不幸せ因子」を減らすの
2つの方向性がありますが、
今日は「不幸せ因子」を見ていきます。
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★はたらく人の【不幸せ】の7因子1.自己抑圧:分なんて
2.理不尽:ハラスメント
3.不快空間:環境イヤイヤ
4.オーバーワーク:ヘトヘト
5.協働不全:職場バラバラ
6.疎外感:ひとりぼっち
7.評価不満:報われない
まず大前提として、
他人が本人を幸せにすることは出来ない。
幸せになるのは本人の責任という
ことは明確にしておく必要があります。
この出発点が、
「〇〇してくれないから幸せになれない」
という他責から始まると、
その人は相当に幸せになりにくいので、
前提を明確にすることはとても大切です。
※「〇〇のおかげで幸せ」はOKです♪
その上で、会社・チームで
不幸せ因子を減らす環境づくりを
していきましょうということになります。
自社でどんなことができそうか?
一つ一つ考えてみてくださいね。
ここでは、各項目で各社で
出来そうなことや留意できそうなこと
いくつか列挙してみます。
1.自己抑圧:自分なんて
自分なんてと思う人は、
自己効力感の低い人が多い
ように思います。
そして欠点や未達ばかり
気になる傾向がありそうです。
反省だけでなく、成果を確認する機会を
沢山作れないでしょうか?
2.理不尽:ハラスメント
社長がハラスメントしていては論外。
これは上から順に直す必要あり。
また何がハラスメントで、何が違うのか?
は明確に共有しておきたいですね。
特にパワハラ問題はナイーブです。
何でもハラスメントという
モンスター社員によるモラルハラスメント
が横行しては、成果を出す組織になりません。
3.不快空間:環境イヤイヤ
物理的には椅子やトイレを変える
だけでも、ずいぶん変わる
こともあります。
挨拶を変えるだけでも、
空気感が大きく変わります。
4.オーバーワーク:ヘトヘト
時間の長短だけが全てではありません。
働く密度によっても、主体性や
その仕事に対する裁量性によっても
まったく変わります。
悪用して欲しくないですが、
夢にワクワクと猛進するベンチャー
の創業メンバーが残業時間が原因
で自殺など私は聞いたことありません。
逆もありますから、残業〇時間だから
大丈夫という考え方は危険と言えます。
一人ひとりの状況を数字でもよく見て、
話もよく聞くことがまず大切ですね。
5.協働不全:職場バラバラ
会社という大家族の理念・価値観が
一人ひとりに落とし込まれている会社は
職場バラバラには、なりにくいはずです。
また日々の仕事では、目的・目標の
共有と深い理解が大切です。
6.疎外感:ひとりぼっち
日ごろから、一緒に取り組む
活動や機会が創れないか?
自己開示など相互理解を
深める場を持てないか?
などが考えられます。
7.評価不満:報われない
人材像の定義、役割定義書
などしっかりされていますか?
考課者訓練はしていますか?
そういったところは、会社の役割です。
また日ごろからコミュニケーション不全
だと評価に対する納得感も下がります。
あくまで一例として書きましたが、
御社ではどんな取組ができそうですか?
従業員幸福度と業績は相関関係が
あるという調査結果もあります。
しかし調査結果を見るまでもなく
当たり前のような気もします。
経営の目的であり、業績アップの
重要なファクターでもある従業員幸福度、
会社は会社で出来ることをする。
一人ひとりは、自らの責任で、
仕事を通して幸せになる。
しっかり、やっていきましょう。