会社見学受け入れが、会社を育てる

機械化ではなく、人の力でバネに関する“お困りごと”を解決することにこだわり、
平均ロット5という超小ロットのバネ製造で業界の先頭を走る東海バネ様を訪問して
工場見学や色々な話を聞いてきました。

前回は王道の部下育成について。
今日は、会社見学(ベンチマーク研修)の受け入れについて。

東海バネでは、年間500名くらいの方が会社見学に来られるそうです。
私もその中の一人として訪問させていただいたわけです。

半日仕事が出来なくなるのですが、入社3年目のYさんと、入社4年目のYさんが
工場の全工程をとても丁寧に案内してくれました。
それにしても、年間500人も会社見学を受け入れすると、仕事に支障が出るのではないか?
会社案内しない現場の方も、手が止まって仕事が非効率になるのではないか?

とあなたは考えられるかもしれません。

しかし、そうではないのです。
会社見学(ベンチマーク)受け入れは、多くのメリットばかりです

社長からの話も含めて、私の考える
会社見学受入の効果を紹介します。

●見られることで、いい職場になる。
・環境整備(5S)、あいさつ などが身につく。
・お客さまが頻繁にくる家が、いつも綺麗だったりするのと一緒。
・質問で気づきが得られたり、参加者から異業種視点でのアドバイスがもらえる場合もある。

●会社紹介アテンドが最高の教育になる。
・アテンドで若手が育つ。
・教えるには良く理解する必要がある。
・自部門以外も勉強する場と機会ができる。
・伝えることで、見てもらうことで愛社心が育つ

●いい職場が、最高のPR・営業になる。
ホームページに良いことが書いていたり、営業が良いことをいうのは当たり前。
(それすら怪しい会社も多くありますが…)
嘘・偽りのない現場を見てもらうことが、信頼に繋がる。口コミに繋がる。(このメルマガもそうですね)

こういった良いことばかりなのですが、よくある社長の勘違いがあります。

それは、
「うちはまだまだ…」
「◯◯できるようになったら、会社見学しよう」
というような考えや発言です。

そういっている内は、なかなか実現しません。
正しい順番は逆なのです。

「会社見学を受け入れる」と決めるから、「いい会社になる」のです。

あなたの会社でも、会社見学の受入、トライしてみませんか

※コツは色々ありますので、やると決めたらご相談ください。

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