現代は、未曽有の大変革期、
今日を昨日の延長線上で、
明日を今日の延長線上で、
ただ何となく取組んでいる
会社・ビジネスパーソンに未来はありません。
昨日より今日。
今日より明日。
明日より明後日。
日々、
新しい壁が立ちふさがったり、
自ら新しい壁に立ち向かう中で、
従業員の方が、尻込みするケース
もあるかもしれません。
その時に、経営者として、
リーダーとして、
どのように関わるのか?
というのが課題になります。
経営者・リーダーが
自ら壁への立ち向かい方の
見本を示すのが基本です。
その上で、私が意識しているのは、
相手に「難しい」と如何に思わせないか?
ということです。
人は、相当の部分を心に
支配されています。
例を挙げます。
あなたの部屋に
幅10cm、長さ10mの頑丈な鉄の
板が置いてあるとします。
これをあなたは渡れますか?
きっと簡単だと思います。
では、これが、仮に50mのビルと
ビルを繋ぐ橋としてあった場合は、
この10m渡れるでしょうか?
私は難しいと思ってしまうし、
よっぽどの事情がなければ、渡れない。
なぜなら、落ちたら死ぬからです。
しかし人間の能力としては、
本当は簡単なことです。
極端な例で示しましたが、
このように、気持ち次第で人の
行動は変わってしまいます。
「難しい」と思わせない。
それは「失敗」をイメージさせない
ということと同義かもしれません。
少なくとも、経営者・リーダー自らが、
「難しい」「大変だ!」と
連呼してはいけません。
(追伸)先ほどの例、
50mのビルに架かった足場でも、
私でも渡れる場合があります。
それは、向こうのビルに渡らねば
我が子が確実に落ちて死んでしまう
というようなケースです。
強い動機、本物の動機があれば、
人は一見困難に思えることも
出来てしまいます。
この困難に打ち克つ動機を示し、
与えることが最も重要であることは、
言うまでもありません。