「そつ啄同時」、聞きなれない言葉と
思いますので、

最初に、臨済禅・黄檗禅 公式サイト
の法話から引用します。

※「そつ」は「口へんに「卒」という漢字。

~~~ 引用ここから ~~~

「そつ啄同時」という禅語があります。
そつ啄同時とは、鶏の雛が卵から産まれ
出ようとするとき、殻の中から卵の殻を
つついて音をたてます。

これを「そつ」と言います。

そのとき、すかさず親鳥が外から殻を
ついばんで破る、これを「啄」と言います。

そしてこの「そつ」と「啄」が同時で
あってはじめて、
殻が破れて雛が産まれるわけです。

これを「そつ啄同時」と言います。

出典:臨済禅・黄檗禅 公式サイト
http://www.rinnou.net/cont_04/myoshin/2007-06a.html

※ただし、「そつ」の漢字のみ
ひらがなにしています。

卵焼きをつくるときのように、
卵は外から割ると、命になりません。

命として生まれ出る時は、
内から殻を割れでてくるのです。

卵の殻が潜在力の発揮を阻む壁
だと考えられます。

生まれ出る命は、人の成長・進化
に置き換えることができます。

社長・上司・私のような外部支援者が、
いくら外から一方的に殻を割ろうとしても、
上手くいきません。

できることは、

殻を割って生まれ出たいと思える
よう外から温めてあげることと、

中からの成長したい、変わりたい!
というシグナルをきっちり捉えて、

その場、その時、
そのポイントをサポート
してあげることだけです。

成長したい!と思える職場づくりと、
一人一人に関心をもった関わりこそが、
社長・リーダー・支援者に
求められることです。