昔から「笑う門には福来る」
と言います。
諺だけでなく、科学的・医学的
にも笑顔の効用が明らかに
なってきています。
fMRI(磁気共鳴機能画像法)
という検査機器で、嬉しい、
楽しい気持ちを感じて笑っている
人の脳を調べたところ、
記憶や感情をコントロールする
「前頭前野」の血流が増し、
活性化していることが分かるそうです。
嬉しい、楽しいから笑顔に
なると健康にいいということは
確かにありそうです。
さらに、嬉しくなくても、
笑顔を作れば良いことがある
という研究も出てきています。
アメリカのカンザス大学が
実施したストレスと笑顔に
関する実験でも、笑顔が
ストレスの軽減に繋がることが立証。
この実験では、被験者を
「笑っていないグループ」
「つくり笑いのグループ」
「本当に笑っているグループ」
の3つに分類、ストレスを感じる
作業をした後の心拍数を計測。
すると、
つくり笑いと本当に笑っている
「笑顔グループ」では、
作業中の心拍数が低く、
ストレスが少ないことが
明らかになったそうです。
フランスの哲学者・アランは、
「幸福だから笑うわけではない。
笑うから幸福なのだと言いたい」
との言葉を残しています。
幸せだから笑顔になるのは
勿論、素敵なことですが、
厳しい時でも、笑顔になることで、
幸せ・福を自ら呼び込む人で
ありたいものです。