人にはプログラムの違いがある
先日からエンジニアの方向けの
リーダーシップ研修が始まりました。
事前に依頼主さんと打合せや
従来からその会社様の研修を
担当していただいていた方からのお話を聞くと
論理的で自分自身が納得できないと
前に進めない方が多い傾向にあるとの事を聞きました。
例えば、「リーダーは完璧主義を捨てる必要がある」
「エンジニアという仕事は完璧でないといけない」
「仕事で数字を求めるのは当たり前」
といった反発があったりしたようです。
この「完璧主義」という言葉にもきちんと説明が必要なのですが
「結果・数字はもちろん大事であって
ただ完璧に縛られてメンバーに押し付けたり
完璧にいかなかった事をひきずったり
完璧に出来ない自分はダメだとなってはいけない」
ということが本当に伝えたい真意です。
しかし、ずっと「完璧」「正確さ」を
求められていた世界で生きてきたら
このようについつい答えを
求めてしまったりするのだろうと思います。
これは研修だけでなく
チームビルディングでも意識する必要があります。
彼らの発言や行動の背景には
必ずその言葉が出るようになったプログラムがあります。
完璧を求め続けられたから完璧が正義であって
自分にとってそれが当たり前である。
そして仕事においても他者にそれを求める。
そんなプログラムが出来上がってしまいます。
この人は自分と違うと感じても
まずはそのプログラムの違いなんだと
認識することから始めていきましょう。