人に助けてもらう力
先日、とあるボランティア・プロジェクトにおいて、
今の長の方から、次期の長を引き継いで欲しい
という依頼をいただきました。
プロジェクトメンバーが50名を超える大規模なもので、
メンバー招集の所から全部するものです。
仕事や諸々の活動もたくさんあり、負担的に
厳しいのではないか?とも思ったのですが、
それよりも恐怖がありました。
仕事ではないので明確な権限はありません。
面識のない人も巻き込んでのプロジェクトです。
そして失敗はできないプロジェクトです。
副やリーダーなどは今までもやってきましたが、
完全な長はあまり経験がなく、誰もついてきて
くれなかったらどうしよう・・・
という恐怖がありました。
ですが、最終的に引き受けることにしました。
長と副のお二人が私を推挙してくださったこと
への感謝もありますし、
「頼まれ事は試され事」
「そもそも出来ないことに声が掛かることはない」
この二つの想いもあり、引き受けました。
もう一つ、理由があります。
「人に助けてもらえる人になる」
というチャレンジになると考えたからです。
私は、やもすると自分で何でもやってしまう、
やろうとしてしまうところがあります。
そして、人に頼ることが苦手です。
しかし、このプロジェクトは、人を信頼し、
任せ、助けてもらわなければ絶対に出来ない。
そして、助けてもらえる自分であることが大切です。
なので、怖さはあるのですが、引き受けさせて頂きました。
ビジネスキャリアを考える時、
最初はまず自立することが求められます。
ですが、それだけでは不十分で、
いずれ自分だけでは出来ないことに出くわします。
自分の微力さを認め、人に助けてもらう力が
必要になってきます。
荀子に「君は舟臣は水」という言葉があります。
君主は臣民がいてこそ、舟でいられる。
水が舟をひっくりかえすこともある。
支えられてこその君主である。
そんな意味です。
勿論、私は君主ではないですが、長とは
そういうものではないか?と思います。
発表もまだ、始動は1ヶ月後くらいになりますが、
このチャレンジの中で気づいたことなど
またこのメルマガでもシェアできればと思います。