「3S」以外のほめフレーズ
チームSKM 水村です。
私はゴールデンウィークもほめ達の活動をしております。
先日はほめ達寺子屋in名古屋」の100回記念に
登壇させていただきました。
これがほめ達認定講師としての初の仕事となりました。
さて、前回は「すごい・さすが・すばらしい」の
3Sを使ったほめ達の実践方法をご紹介しました。
実際に使ってみて、いかがだったでしょうか。
一方で、こんな意見もあるかもしれません。
「少し照れくさい」
「自分のキャラクター的に言いづらい」
「いきなり言うと変に思われる」
このように感じた方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方にお伝えしたいのが、
もっとシンプルで日常的な言葉でも
十分にほめ達は実践できるということです。
例えば、「いいねー」や「ありがとうございます」。
実はこの2つの言葉も、非常に強力な“ほめ言葉”です。
「いいねー」は、相手の行動や発言を肯定し、
その価値をそのまま受け取っているサインです。
評価というよりも、
「受け入れている」「共感している」
というニュアンスが強いため、
相手に安心感を与えます。
ちなみに私はよく「いいですねー」と言います。
たとえ自分の意見と正反対だろうが、
自分の中では到底納得できないものだろうが、
「いいですねー」と言います。
これは相手へのリスペクト(敬意)もあるからです。
また、「ありがとうございます」は、
一見すると感謝の言葉ですが、
これは「あなたの行動には価値がある」
というメッセージを含んでいます。
人は、自分の行動が誰かの役に立っていると実感できたとき、
自然とモチベーションが高まります。
こちらも私はよく使用しています。
中小企業の現場では、
この「いいねー」と「ありがとうございます」が
特に効果を発揮します。
例えば、部下やスタッフからの報告に対して、
「了解」だけで終わるのではなく、
「いいねー、その視点は大事だね」と一言添える。
あるいは、日々の業務に対して、
「やっておいて」ではなく、
「ありがとうございます、助かりました」
と伝える。
ほんの一言ですが、職場の空気は確実に変わります。
報告のしやすさや、主体的な行動の増加といった形で、
組織の動きにも影響が出てきます。
また、中小企業診断士として
事業者と関わる場面でも同様です。
事業者の取り組みや工夫に対して、
「いいですね」「ありがとうございます」
と言葉を返すことで、
相手の中で「話してよかった」「この人は分かってくれる」
という信頼感が生まれます。
その結果、表面的なやり取りだけでなく、
より本音に近い情報や課題が引き出されることも少なくありません
ここで一つ意識したいのは、
「反射的に言う」のではなく、
「一度受け取ってから言葉にする」ということです。
ただ「いいねー」「ありがとうございます」
と言うだけでは、効果は限定的です。
「どこがいいと感じたのか」
「何に対して感謝しているのか」
を一瞬でも考える。
このプロセスが入ることで、
言葉に重みと納得感が生まれます。
さらにおすすめしたいのが、
「意見が違うとき」や「少しイラッとしたとき」こそ、
この言葉を使ってみることです。
先ほど、正反対の意見でも「いいですねー」を使います、
と述べましたが、まさにそれです。
例えば、相手の意見に違和感があった場合でも、
いきなり否定するのではなく、
「いいねー、そういう考え方もありますね。
その上で、こういう見方もできそうです」
といった形で、一度受け止めてから自分の意見を伝える。
この“ワンクッション”が入るだけで、
対立ではなく建設的な対話に変わります。
特に経営の現場では、意見の違いは避けられません。
その中で関係性を崩さずに議論を深めるためにも、
また、言葉だけでなく、
ちょっとした非言語の工夫も効果的です。
例えば、「いいねー」と言いながら
サムズアップ(親指を立てる動作)を添える。
これだけで、ポジティブなメッセージがより直感的に伝わります。
対面はもちろん、オンラインの打ち合わせでも、
カメラ越しのサムズアップは場の雰囲気を和らげ、
相手に安心感を与えます。
ほめ達において大切なのは、
特別なフレーズを使うことではありません。
相手の行動や存在の中に価値を見つけ、
それを言葉や態度で返すことです。
そう考えると、
「いいねー」も「ありがとうございます」も、
日常の中で無理なく使える、非常に実践的なツールと言えます。
むしろ、こうした自然な言葉を使いこなせるようになることが、
ほめ達の第一歩とも言えるでしょう。
まずは今日から、身近な人とのやり取りの中で、
「いいねー」や「ありがとうございます」
を一言添えてみてください。
特別な準備は必要ありません。
その小さな一言が、相手の行動を変え、関係性を変え、
そして結果として組織の成果にもつながっていきます。
ほめ達は、難しいことをする技術ではなく、
「すでに持っている言葉の使い方」を
少し変えるだけで実践できるものです。
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