出来事から、どんな意味と行動を見いだすか?

前号の中川さんのボヤ騒ぎ~理事長立候補の
お話、私もへぇ~~と興味深く読みました。

もう何年か、結構深くご一緒させて頂いて
居ますが知らないことはまだまだ沢山ありますね。


さて、今日はこの中川さんの話を切り口に
「人生に起きる出来事」について少し考えたい
と思います。


私も人生で色々ありました。
皆様も色々あったと思います。


生きていれば誰でも
「出来事」は起きますね。


「この出来事」そのものには、
客観的には、善し悪しも大変や簡単
というものもありません。

善し悪しはまさに価値観ですし、
大変か簡単かも、その人と、その状況に
よって変わってきます。


例えば、クレームに巻き込まれた時、
ある人にとっては「悲惨」で「死ぬほど大変」
でも、ある人にとっては「時々あること」で
「大変という程でもない」ということは
あります。

「出来事」の評価は、人次第・タイミング次第です。



私でいえば、入社3・4年目くらいだったと
思いますが夜12時過ぎまで毎日働いていた時に、
こんなことがありました。

「仕事多くて大変なんですよ~」
と上司にぼやいたのです。

すると、上司がこんなことを言いました。

「お前な、仕事が多いのと、仕事が遅いのを
 一緒にしたらアカンで!
 遅いことは誰でも出来る!」


これ、どう思います?

毎日午前様まで仕事している若手社員に
この言葉ひどくないですか?

怒って、憤って、パワハラだと騒ぐ
人もいるかもしれません。


でも、当時の私はなぜか分からないのですが、
そうは思わなかったのです。

思った事は、
『なるほど、上手いこと言う』
でした。妙に納得してしまったんですね~ 笑


当時、この受け取り方が出来て、
本当に良かったと思っています。
自分の低い目線で、自分を変に慰めたり
責任転嫁せずに、「早く仕事できるようになろう♪」
と素直に思えたのですから。

そして、実際、仕事は、だいたいの人より
早くできるようになっていきました♪



さて、中川さんの話に戻ります。
ボヤ騒ぎから、理事長に立候補、そして
マンション管理がライフワークに。

まさに、禍転じて福となりました。



出来事は、出来事に過ぎない。

そこに、どんな意味を見いだすか?
どんな行動に踏み出すか?

すべて私達の心ひとつ。