マンションの管理組合活動って面倒くさいけれど…（2）

チームSKM　中川隆浩です。

前回の続きとなります。

続きが気になる…というお声を頂きました。
ありがとうございます。

早い話、私がやらかしてしまった恥ずかしいネタなので、
お時間あるとき、どうぞお気軽に。

ほんまもんのアホやなぁ～と読んでいただきたいです。

少しだけおさらいしますね。

アラサー男子が家を追い出されて、
分譲マンションを買ったのはいいが、
マンションの管理組合活動なる社会的な活動に
強制的に巻き込まれる羽目に…

めんどくさ～から１８０度転換して、
マンション管理組合活動にのめりこむようになったのは、
ある事件を起こしてしまったから…

そのある事件とは？！
今だから話せる、独身男子、深夜のボヤ事件です…

いきなり始まった一人暮らし。
仕事はほぼ毎晩午前様で忙しい日々。

休みの日は寝放題！
誰かに怒られることもない！

食べるものは好きなものを好きな時間に。
実家でほぼ食べることができなかったインスタントラーメン！
駅前にはマクドナルド！！
歩いて５分の所に「宮っ子ラーメン」！！！

「俺は自由だぁ～！」

そんな自由を謳歌する日々もつかの間。
帰宅後、ぽつんとした感覚になんだか寂しくなってしまったわけです。

う～ん、部屋の雰囲気を変えよう…
まずはオシャレな空間を作るには…
アロマの香りとかとかどうよ？！

私、陶器入りのアロマキャンドルを手にいれました。

最初は、火の不始末が怖いので、お風呂で楽しんでいました。
ラベンダーがなんともいい香り…（すぐ寝落ちしてましたがｗ）

ある日、ダイニングで食事を終えた後のことです。　
愛用のアロマキャンドルをテーブルで。
ずいぶん楽しんだせいか、ろうが少なくなっていました。

火がどんどん小さくなっていくのをみると、
また、なんだか寂しくなったわけです。

そこで、何を考えたのか、
器の内側に薪をくべるように、
マッチの燃えカスを並べ始めました。
そんなことで、火が大きくなるわけがないのに…　

ポッポッポ…ってかすかな音と共に
ろうそくの火が消えてしまいました…

ああ…消えてしまった…
と覗き込んだ、その時！

ガスバーナーみたいに器全体から炎が立ち上り、
２０センチくらいの火柱になりました！

のわ～っつ！！！
部屋が、マンションが、燃えてまう～！！！！

消さな、消さな、人生終わる～、アカン～！
　

水、水～！

バシャ～！　

バチバチ～ッ！

部屋中にろうが飛び散りました！

うわ～っつ！（完全にパニック状態…）

えっと、えっと～…何かをかぶせよう！
タオルを濡らして、炎の上にかぶせ、何とか鎮火…
少しだけ考える力が残っていたようです。

ホッとしたのもつかの間。
炎のちょうど上に熱感知器が設置されていたのが幸いし、
マンション中に火災報知機のベルの音が鳴り響いてました。
当然のことながら、これは止められません。

やがて、消防車のサイレンの音が！
大きなはしご車がやってくるのがみえました。

　（うわ～…えらいことになった…）

消防士が冷静に
「火のもとはどこですか？！」

「あ、すみません。これです…
　アロマキャンドルに・・・（世界一恥ずかしい説明）」

「気を付けてくださいね…」

「大変申し訳ございませんでした…」

消防士が帰り、
一人でホントに情けない思いで、
飛び散ったろうの片づけをしていた時。

「あ！皆さんにお詫びしなきゃ…」

事の顛末と精一杯の謝罪と反省をしたためた
直筆の手紙を13世帯に向けて、丁寧に書きました。
ポストに投函したころ、もう夜が明けていました。

そういえば、消防車が来たとき、
誰も外に避難していませんでした。

どんな人が住んでいて、
どんな暮らしをしているのだろう…

全く知りませんでした。

私が最後の入居者で、そのおかげで
マンションの管理組合が結成されたと聞いていました。

マンションという共同生活の場。
安心してみなさんがこのマンションで暮らし続けるために、　
自分にお手伝いできることは何かないか？

この事件をきっかけに、マンション内でお会いした時に
意識してオーナーさんと話をするようになりました。

すると、管理組合の活動は、
正直よくわからない…
集まって話をするのが面倒くさい…
若い人にやってほしい…　

そこで、私は理事長に立候補することにしました。

引っ越しで退去するまで10年近く務めあげて、
いろいろな仕組みを作って、引き継ぎました。