経営の観方:土壌・根幹枝葉果実の順で経営を観る
チームSKM 佐々木千博です。
長坂養蜂場・風土づくり公開ツアー
メルマガ連載シリーズ、楽しんで頂いている
でしょうか?
今日はメイン・ナビゲーターの私の方から
参加者の方に向けたオリエンテーションで
最初にお伝えしたことの中でも特に重要な
ことについて、お伝えしたいと思います。
それは、長坂養蜂場の目に見える成果、
成功の果実を見るのではなく、
その原因に注目しましょうということでした。
これが、根幹枝葉果実・土壌です。
どういうことか?
全ての出来事には「原因」と「結果」が
あります。これを因果といいます。
ご飯を食べ過ぎた→ 太った
運動しなかった → 太った
摂取カロリー>消費カロリー → 太った
これは全て左が原因で、右が結果です。
同じように、
結果
・10年以上ずっと業績向上
・有休取得100%
・ファンが増え続けている
・表彰たくさん
などの結果を見て、
羨ましいな・・・と思ってはダメで、
結果の原因
・価格決定力のある商品
・高い生産性
・メンバーのぬくもりと笑顔
がある訳です。
しかし、これもまた何かの
原因の結果でもあったりします。
結果の原因の原因
・高い商品開発力
・改善(皆善)力
・日頃から笑顔とぬくもり
をもって働くメンバー
というものがあったりします。
さらに。。。
と掘り下げていた時に、
真の原因=真因があります。
これを樹木に喩えると、
成功の果実の前に、
日光から養分を取る葉があり
葉を茂らせる枝があり、
枝の本には、しっかりした幹があり、
その下には目には見えないけれど、
深く広く張り巡らされた根があるのです。
昔から「大樹深根」と言いまして、
大木には深い根があるのです。
そうでなくては、
仮に大きくなっても
台風などで簡単に倒れてしまいます。
そして、
そんな樹を育む土壌があるのです。
よく、「モノゴトの根幹」とか、
「枝葉の話」という言葉がありますが、
事業に当てはめると、
果実:成果・結果
葉:商品・サービス
枝:業務
幹:ビジネスモデル
根:共有された価値観・理念
土壌:企業文化や風土
といった具合でしょうか?
実はしっかりとした幹、
そして目に見えない根や、
それを育む土壌がないと
継続的な成果は期待できないのです。
目に見える分かりやすい所でなく、
土壌や根幹を学びましょう。
それを自社に持ち帰りましょう。
よき結果をつくる、
よき原因の種を自社に蒔きましょう。
ということをお伝えしていました。
そして、こういうことは、理屈で
覚えてもあまり力を持たないので、
現場・現実・現物から空気やエネルギー
含めて感じ取ってくださいとお伝えしました。
明日からも引き続き、
それぞれのメンバーの目線で、
土壌・根幹枝葉果実の話が展開されます。
ご期待ください。
PS.
さんよし会では枝葉の回「やり方編」と
根幹・土壌を育む「あり方編」と
どちらもバランスよくやっております。
ぜひ、ご参加ください。
次回は、根幹・土壌に関わるテーマです。
** 是非ご参加下さい *******
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