主体的な職場づくりの前提条件

おはようございます♪

「仕事は個性と長所を活かし、
自他物心を豊かにする最高の活動」。

それを実現する個が輝くNo1企業づくりを、
共感自動の組織づくりと
マーケティングで支援する

感動経営コンサルタント
佐々木千博です。

人は皆、人生経営の経営者。
全員、黒字経営になってほしい。

会社経営は、掲げる旗印に集う
人生経営者を輝かせ、増幅させて
黒字にするもの。

このメルマガでは、
そんな、人生経営と会社経営を共に
黒字にするヒントをお届けしています。

共感自動組織の前提条件

昭和の高度成長期はものづくりが
栄華を極めた時代でした。
ハードの時代と言ってもいいと思います。

対して令和の時代は完全に
ソフトの時代になっています。

それぞれの時代によって、
求められる働き方や適した企業文化も
変わってきていると思います。

ハードの時代には、決められた事を
決められた通り、勤勉実直に
実行する社風が力を発揮しました。

一方でソフトの時代には、
一人一人の創造性やアイデア、気付き力、
思いやりや心配りが武器になってきます。

このような時代には、指示をもらって
着実に実行する人よりも、
主体的に考え、判断・発言し、
行動する人が求められます。

ここで逆に主体的に働けない場合
ということを考えてみたいと思います。

「主体的に働けない」とは、
どういう場合でしょうか?

例えば、
 会社の方針に全く共感できない場合は、
その中で主体的に働きにくいでしょう。
その会社で働き続けること自体を
考え直した方がよいかもしれません。

また一から十まで指示されていては、
主体的に働くことができません。

「主体的に働く」には、
理念や哲学・社風に共感性があり、
自ら判断し動く余地が十分にある
ことが大切ということになります。

私が、共感自動組織ということを
強調するのはこういった背景があります。

さて共感自動の組織作りということに
合意いただけたとして、
一つ、この組織づくりのために
重要な前提があります。(ここから本題です)

それは何かと言うと、
共感するには、
会社側の価値観だけでなく、
『働く人一人一人にも価値観が必要』
だということです。

会社側に明確な哲学や価値観が
仮にあったとしても、

働く一人一人の中の目的や価値観が
明確になっていないと、合致するもしないも
ないわけです。合致する前提は、
相手と自分の両方が存在することだからです。

ですので、共感自動組織作りには、
働く一人一人が人生経営の経営者として
自らが働く目的や価値観を明確にする
と言うプロセスが必要です。

もちろん最初から明確な方もおられますが、
全ての方がそうではありません。

経営者の方、特に創業者の方は
何かしらの強い思いを持って、
覚悟を持って創業されていますので、
価値観が明確になっていない
ということが理解しにくいかもしれません。

しかし、実際には自分の働く価値観を
明確にできていない方も多くおられることが実態です。

共感自動の組織づくりの第一歩として
働く一人ひとりが仕事する目的や価値観に
気づくような場を持つということを
ぜひ考えてみてください。

具体的には、自己開示や振り返り・発表
の時間など、内省の機会と、人の価値観に
触れる機会を増やすことです。

一見遠回りのようですが、
こういったプロセスを一つ一つ
丁寧に積み上げていく踏んでいくことが、
継続的に成果の出続ける組織作りの近道となります。