組織の成功は、「私の成功」から始まる

こんにちは。

ほめニティ事業部長の中川です。

 

今日もゆるーくやってまいります。
よろしくお願いします。


みなさまは、キャリア形成に関する研修を受けたことがありますか?
この先、私の人生をどうするか?どうしたいか?的な研修のことです。


企業で働いていた当時、私は受講したことがありませんでした。
そもそも企業内で受けた研修って、ほとんど記憶に残っていないんです…
疲れて寝ていたのでしょう…


そんな私。
何の因果なのか、企業研修講師のお仕事をさせていただいております。

先日、40歳向けのキャリアデザイン研修のお仕事に行ってまいりました
今日は研修講師の裏側をお伝えできれば幸いです。

この研修をデザインするにあたって考えたのは、以下です。

これまでのその企業で階層別研修で展開されていた内容を踏まえる
 「組織の成功循環モデル」を何らかの形で使うこと

・一人で悶々と考えるのではなく、みんなで一緒に考える機会とする
 ワークシートとにらめっこするのは止めて、みんなの意見を取り入れてみること

・研修を受講したことがない方にも楽しんでいただく
 初めての参加者に「あっという間に終わったね~」と言っていただけること


さて、どうなったのでしょうか?


●一つ目

組織の成功循環モデルについては、これまでもこのメルマガで紹介してきましたね。
過去、上村さんも紹介されています。
シン・ゴジラならぬ、シン・成功循環モデル
https://s-kando.com/archives/9434


で、私、ちょっと考えたんです。


「組織の成功」といっているけれども、
順番として、まず「私の成功」ではないのかい?!

組織内でのキャリアデザインの研修だからこそ、
この概念を取り入れてみよう!、と。


組織の成功循環モデルをこの企業の階層別研修でお伝えしてきました。
その時に書いたメルマガが以下です。
働き方が生き方を決める?!
https://s-kando.com/archives/9927


この流れに乗せながら、「私の成功」を描くこと、
これが、「この組織の成功」の揺るがない土台になるのでは、と考えました。

で、やってみました。
残念ながら、階層別で展開した成功循環モデルは、
参加された方には全く伝わっていないことが確認できました。


これが現実…


「だったら、私たちの成功から始めませんか?」
という方向転換を参加者皆さんにご提案しました。
そこから、自分事に落とし込むという雰囲気づくりができたと感じました。



●二つ目

一人よりみんなでやろう、の実践ですね。

自分にはどんな特徴があって、どういう言葉で表現するのかわからない…
自分はこう思っているけど、他の人から見たらどのように見えるのだろう。

私の話を例にしながら、ご自分のことを考えてもらう時間です。
まずは、書き出してみることから始めます。
漢字がわからないコトは全く大したことではないので、
私の研修ではスマホOKで調べてもらいます。

自分を探索するワークを通じて、自分のこれまでの経験を振り返り、
その体験を語るセッションで、仲間に聞いてもらいました。
また、仲間のこれまでとこれからを聞く事によって、
これまでの自分とこれからの自分に投影することが可能になり、
自分事に落とすことができていると感じました。




●三つ目

研修をどう終えて現場に活かすかという意味で、
終了前の過ごし方は大事なポイントだと考えています。

研修開始前、最前列に座っておられた参加者さん。
背もたれに深く寄りかかった姿勢で、いかにもめんどくさそうでした。
私とのお話でこんなことをおっしゃってました。

 「研修なんか受けるの初めてですよ。」
 「こんなに忙しいのに…自分のことなんか考える余裕ないですよ…」


この方、一体どうなったのでしょうか?


最後のワーク。
その方がチームで作成された「私の成功循環モデル」を題材に、
「みんな輪になって~」と言いながら、全員に集まってもらい、
内容を丁寧に検討していきました。

基本的な設計としては、以下を狙いとしていました。

・結果=私の輝く未来の質
・関係の質
・思考と感情の質
・行動の質

一人一人の成功を構成する要素を、
他の人と入れ替えても成功循環が回るため、
成功循環には色々な考え方があるんだよ、ということを体感してもらいました。

だから、一人の成功循環モデルは、皆さんの成功循環モデルになるんだよ、
これを持ち帰って、もう一度ご自分のキャリアを考えてくださいね。

やってみて、スムーズに回るところもあれば、
回りにくいところもあることが確認できました。
これがとてもよくて、なぜ回りにくくなるのかを考えるきっかけになりました。


研修終了後。
先ほどの彼が所属するチームがすぐにはお帰りにならず、
メンバーで話をしていました。

「なんか、時間がすぐに終わってしまったように感じるね~」
「そう、時間が経つのが早かった~」
 

 彼「楽しかったわ~」

この言葉を聞いて、ホッと胸をなでおろしました。
どのようなキャリアを描かれるのかのかが楽しみですね。


★自分の価値観を探る、そんな時間を持てるといいと思いませんか。
次回のさんよし会では、そのような時間をみなさんと共に過ごす予定です。
どうぞお気軽にご参加ください。


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