比べるのは他人ではなく過去の自分
チームSKM 経営コンサルタントの池原です。
先日のさんよし会で長坂養蜂場の女性スタッフ
である“くぅちゃん”のインタビューを見る
勉強会にてとても印象的な一言がありました。
くぅちゃんは
産休後に職場復帰した際に、かつて指導していた
後輩が自分より仕事ができるようになっていた
時に自分はどのように仕事と向き合えばいいのか
悩んでいたそうです。
そのときに彼女は
「人と比べて自分の価値を測るのではなく
比較するのは過去の自分」
ということを語っていました。
この何気ない一言が、とても印象に残りました。
私はコンサルタントとして活動していますが
周りの仲間と話をすると、みんな忙しく
様々な仕事に取り組んでいます。
自分がエントリーしたコンペに
仲間のひとりが選ばれ、自分は落選。
また自分の知らない知識を知っていて
それを使って仕事を得ているなど。
仲間の活躍を喜ぶと同時に
自分が置いていかれているような
気になっていたときでした。
私は元々自分に自信はありません。
それは自信を持って言えます(笑)。
ただ中小企業診断士となり、個人で
活動する中で少しずつ自分が成長して
いると感じる場面が増えました。
そうすることで、自分に自信を持っても
いいのではと、自信の芽のようなものが
育ってきていました。
これまでの人生において
周りと比較して自分にないものを
持つ人のことを尊敬はするものの
それを持っていない自分を卑下するような
ことはあまりありませんでした。
なぜなら人はそれぞれ持っているものが
違うからです。そんな当たり前に
分かっていたことでも、周りで
同じタイミングで起業した仲間が
どんどん活躍していく様を見ると
無意識のうちに他人と比べてしまって
いたようです。
このように誰かと比較してしまう考え方を
「横型比較思考」と呼ぶそうです。
それに対し、比較する対象が周りではなく
なりたい将来の自分である考え方を
「縦型比較思考」と呼ぶそうです。
「縦型比較思考」では将来の最高の姿を
イメージし、その最高の姿に対して
現在の自分がどのような状態なのか
を把握し、自分の最高の姿に近づくために
どうしたらいいかを常に考える思考法と
されます。
スポーツの世界ではこの「縦型比較思考」が
有名なようで少し調べてみました。
世界で戦う一流のアスリートは
コントロールできない相手に意識を向け
エネルギーを費やすのではなく
自分のコントロールできることに集中する。
一流選手に共通していることは
コントロールできる自分自身にしっかり
焦点を当てていて、小さいことから
やれることを見つけていき、結果大きな
成功に繋がっているそうです。
また「誰かに言われてやる」のではなく
「楽しいからやる」を突き詰めていった
結果、大事な試合の緊張した場面でも
楽しむことができるようになるそうです。
くぅちゃんが教えてくれた
「比べるのは過去の自分」という考え方。
またそこに「自分のありたい姿」を加えて
小さいことからやれることを見つけて
日々積み重ねていくこと。
こうすることで自分をいつか
理想の自分の姿に近づけることが出来そうな
気がしています。
さんよし会では、このような自分の
成長に繋がる勉強会を月に2回開催しています。
次回は、私がファシリテーターとなり
「経営理念と連動した組織づくりのすすめ」
と題して、どの会社にでもあって
お題目のようになりがちな経営理念について
参加者の皆さんで意見を出しながら
経営理念が浸透・実践するための
方法について考えてみたいと思います。
私が一方的に何かを教えるという会ではなく
皆さんとディスカッションしながら
一緒に考える会にしたいと思いますので
ぜひご参加をお待ちしております。
** 是非ご参加下さい *******
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