You & I & We ~売らずに信頼を築く「共感マーケティング」の3ステップ

チームSKM 佐々木千博です。


先週の私の回では、

You & I & We  ~ 信頼でつながる
チームマネジメントの3ステップ

という、タイトルで、You⇒I⇒Weのコミュニケーションを
チームマネジメントの観点からお伝えしました。

これは、チームマネジメントだけに当てはまる
ことではなく、マーケティングやセールスにも
成り立つお話です。


マーケティングの本質は「関係を育てること」。

にもかかわらず、私たちはつい
「どう伝えれば買ってもらえるか」
という“自分軸の発信”に偏りがちです。


けれども、本当に心が動くコミュニケーションは、

いつだって 「相手」から始まりまるのではないでしょうか?



Step1:You ・「相手を理解する」から始める

マーケティングで最初にすべきことは、顧客を知ること。

属性や数値ではなく、

「この人は、どんな人で、何を求めているのだろうか?」

という“心の解像度”を上げることです。


「お客様はどんな時に笑顔になるだろう?」

「この商品が届いた後、どんな1日を過ごしているだろう?」

そんな想像力が、ブランドの温度を決めます。

アンケートデータよりも、1通の返信メール・
1行のつぶやきのほうが真実を教えてくれることがあります。


顧客の背景に寄り添うほど、あなたは
“売り手”から“パートナー”へと変わっていきます。



Step2:I ・「自分の想い」を伝える

顧客理解の次に大切なのは、自分の価値観を素直に伝えること。

「この商品を通じて、どんな未来を一緒につくりたいか」

「なぜこの仕事を続けているのか」

想いの背景を語ることで、顧客はあなたの“姿勢”を信じます。

人は論理で納得し、感情で行動する。

だからこそ、企業やブランドが
“人間味のある声”で語ることが大切です。

「共感されるブランド」は、商品説明よりも“想い”を
ストーリーを伴って語っているものが多いことに
気づくはずです。


Step3:We ──「共に創る関係」へ

信頼が生まれたら、次は 「We(私たち)」を育てる段階。

それは、顧客を“購入者”ではなく、
“共創者”として迎え入れることです。

・ユーザーの声を製品改善に活かす

・コミュニティを通じて顧客同士をつなぐ

・レビューや体験談を共有し合う場を設ける


これらはすべて、「Weマーケティング」とも言える行動です。

顧客は“参加者”になるとき、もっとも深くブランドを信頼します。

実際、ディープなファンは、お客様扱いを
嫌うことが知られています。
ファンほど、買い手でなく、仲間になりたいものです。


You → I → We

この流れを意識したマーケティングこそが、
信頼を資産化する方法です。



「売らずに売れる」関係のつくり方

現代のマーケティングで成果を上げている企業の共通点は、

「顧客と一緒に価値をつくっている」 こと。

売上を追うのではなく、共感の循環をつくる。

その結果として、ファンが増え、売上が後からついてきます。


・「You(顧客)」を深く理解し

・「I(自分)」の想いを語り

・「We(私たち)」として共に歩む


この順番を意識するだけで、マーケティングや
コミュニケーションの質は劇的に変わります。


一言アドバイス

今日の発信、投稿、営業トークを思い出してみてください。

それは「I(自分)」から始まっていませんか?

 

・まず「You(顧客)」の言葉を聴く。

・そして「I(自分)」の想いを語る。

・最後に「We(共に)」の未来を描く。


この順番を守るだけで、顧客はファンに変わります。
“伝えるマーケティング”から、“響き合うマーケティング”へ。

そんなシフトチェンジをしていきたいですね。



編集後記&さんよし会より

さんよし会で、AI時代における「共感型マーケティング」
「顧客との共創戦略」などをテーマを私の方で
やっていきたいとも考えています。

次回は、関連性もある「組織の成功循環モデル
思考の質編」です。こちらも是非参加ください。


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