エピソードトークが上手くなくても話上手になる方法

チームSKM 上村です


皆さん「話が面白いね!」と言われたいですよね。

 

私は関西人の性なのか、やはり言われたいです。

 

関西人=面白いというステレオタイプで考えるのもどうかと思いますが、
真面目な話をしますと、ビジネスにおいて「話が面白い」というのは重要ですよね。

 

営業においても、

プレゼンの場面においても

チームビルディングにおいても

やはり話の面白さは重要です。

 

という事で今回はいかにして面白い話が
出来るようになるかについてお伝えします。



話が面白くなる秘訣

一言で言うと

「話が面白くなりたければ、本を読め!!」

ということです。

 

ドラマ”ドラゴン桜”の主人公桜木のセリフ
「バカとブスこそ東大へ行け!」
みたいに言ってしまいました。



正確に言うと

「話が面白くなるには、本を読むという方法も1つですよ」

という事です。

 

それ以外にも色々と方法はあります。



三宅香帆さんが語る2つのタイプ

先日、文芸評論家である三宅香帆さんの

「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか

という本を読みました。

 

この著者の三宅香帆さんは”話が面白い”について
2つのタイプがあるとおっしゃっています。



1つは「エピソード型」
お笑い芸人さん等がテレビで見せるような姿ですね。
「滑らない話」や「さんま御殿」のような番組が
世代によってはイメージできるかもしれません。



もう1つは「解釈型」
これはどういうものか?
例えばある映画を観たり、話を聞いたりした時に
「それって、こういうこと?」と
解釈や返しが面白かったり、上手なタイプです。
三宅さんは「解釈上手は聞き上手」とも言っています。

 

皆さん、聞き上手な人は好きですよね?



さて、ここで本題の「本を読もう!」ということですが、
この解釈上手はインプットする事で鍛えられるということです。

 

では何でインプットして鍛えるか?
そこで「本を読む」ということです。



三宅香帆さんが語る5つの技術

そこで彼女は解釈の面白さが鍛えられる本の読み方について
5つの技術を著書で語られています。

 

それは、比較、抽象、発見、不易、流行の5つです。

いきなり逆説的な話になりますが

この技術は本だけではなく、普段の出来事でも応用できます。

 

ではここでは本ではなく「ハロウィン」というテーマで考えてみましょう。



1.比較…似たようなものを考えて、違いや共通点の視点で考えるということ

「ハロウィンとナマハゲってコスプレして近所の家を回るけど、
前者は子供がお菓子をねだり、後者は鬼が『悪い子はいねぇか』と叫ぶ。
どちらも仮装しているが祭事・伝統行事では
”何かになる”という事に深い意味があるのか?」



2.抽象…テーマを見つけるということ

考える軸としては「何が変わったのか?」「何が結末なのか?」
「なんで日本でハロウィンが流行ったんだろう?」
→(例えば)SNSの普及?



3.発見…何が描かれていないか考える
「ハロウィンは朝が描かれていないな」
死者の魂とともにやってくる悪霊から身を守るためだから夜なのか



4.不易…普遍的なもの、古典的なものと比べる
普遍的なもの…人間いつの時代も承認欲求がある
古典的なもの…昔もホコ天とか竹の子族とか流行っていた。
時代は結局巡り巡る。



5.流行…どういうものが今はやっているのか?
「1人〇〇が流行っているけども1人になりたい時間と
自分を解放したいバランスを保っているのかもしれない」とか
1人の世界に入るという意味ではどちらも一緒なのかもしれない」

 



柔軟で継続的な解釈の筋トレが話の面白さを育てる

“面白い話”は、天性のお笑い芸人のような才能だけではなく、

日常や本の読解と解釈の筋トレという努力型でも可能です。

 

「なんか、こじつけっぽいなぁ」と思った方もいるかもしれません。
そう考えるのも1つかもしれませんが、それだと思考が広がりません。
ビジネスにおいても柔軟な思考が必要です。

 

これらの考え方は話の幅を広げるだけでなく
思考の幅も広げていきます。

 

そしてこういった日常の出来事でもできますが、
「本を読む」ことで教養や知識も身に付きます。

 

これは営業でもプレゼンでも経営にも活用できます。
そこにこの自身の解釈力も鍛えることが出来れば
ビジネスにおいても私生活においても鬼に金棒です。



鬼に金棒??

皆さんにとっての
この言葉の比較、抽象、発見、流行、不易はなんでしょう?



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