ちょっとマニアックなSWOT談義(2)
先日、勉強仲間と話していたSWOT談義の続きです。
前号では、SWOTの分析の順番は、
S→W→O→Tでなく、O→T→W→Sで
OTWS(オツワス?)
と言った方がいいのではないか?
外部環境分析なしに、強みも弱みも出ないから・・・
というようなお話でした。
もう一つ、出てきた論点がありました。
大企業の
経営企画や商品企画をしているメンバーとの
話だったのですが、そもそもSWOTって
使ってる?使えている?
という話でした。
SWOTは広く知られたフレームワークで
知っている人はとても多いですし、
使っている人も多い印象ですが、
本当に使えているの?という話です。
勉強会のメンバーの意見は、
いや~ あまり使えるイメージがない。
自分が使いこなせていないだけかも
しれないけれど・・・
ということでした。
私もどういけんで、ただ、SWOTの穴うめを
して眺めてみても・・・
だから何?という気がします。
では、どこで使えるのか?
外部環境分析して、
業界としての勝ち筋を見つけて、
自社の強み・弱みを押さえて、
方針を考える。
そして導かれた方針を、経営陣などに
分かりやすく端的に伝える時に、SWOTや
クロスSWOTを使う。
伝える前の整理・再確認と、
プレゼンテーションの時に使う。
これは使えるよね♪
という話になりました。
フレームワーク全般に言えることですが、
考えるプロセスや、ヌケ漏れを減らす時にも
使えますが、関係者に分かりやすく伝える時に
とても有効ですね。
ということで、フレームワーク、
仮に戦略・戦術創造に使いにくいものでも、
検証・プレゼンテーションには使えます。
フレームワーク、物怖じせず、
プレゼンテーションで使ってみて下さい。