エースにどこを任せるか?
おはようございます!
組織を共感自動の
マーケティング集団にすることで
高い働き甲斐と業績を両立する
感動経営コンサルタント 佐々木千博です。
少し前に、こんな映画を見ました。
(ネタばれ防止のために、本質と
粗筋は変えず、内容は改変しています)
・・・ 粗筋ここから ・・・
ある組織の一大プロジェクト。
そのプロジェクトでは、
かつてない厳しい予算で、
設備の大処分は勿論のこと、
リストラ的な人員の大幅な
配置転換もやむえない状況。
この一大プロジェクトを推進
するために、ある若手が大抜擢。
暗中模索な中、誠実・正直な
人柄で、ノウハウを有する人財
の助けを得る。
自分も涙ながらに断捨離し、
重役も例外なく、ものの
断捨離を断行。
モノは捨てられるが、
人は捨てられない。
しかし人にも非常に厳しい
仕事転換・異動が必要。
人の異動に際しては一人一人
に向き合い納得してもらう。
かくして、モノの整理と、
人の再配置を行い、
この一大プロジェクトを成し遂げる。
その後、10年以上の年月を
経て業績回復を果たした段階で、
希望者は全員元の部署に約束通り
迎え入れ、本当の意味でプロジェクトを完遂。
・・・・ 粗筋ここまで ・・・
こんなお話です。
誠実に人に向き合い助力を得る。
聖域なき断捨離の断行。
人に向き合う異動面談・辞令。
皆を責任もって復職させる。
こうあるべきという学び
のポイントは沢山あるのですが、
特に大事だなと思ったのが、
ある意味屈辱的な新部署への
配置転換メンバーに、
熱意・能力あふれるエース的な
人財を一人入れたところ。
仮に、この映画の主人公である
プロジェクトリーダーをA、
そのエース的人財をBとしましょう。
AもBのことを尊敬しており、
Bを新部署に異動なんて
本当はしたくない。言いたくない!
私心からは、Bは残したい。
しかし、全体の幸せのために、
あえてBに異動を言い渡すのです。
AはBに、
『新しい部署は、貴方なしには
立ちいかないでしょう。
精神的支柱としても貴方しか出来ない。
皆を活かすために、
いつの日か皆に帰ってきて
もらうために、貴方にお願いしたい』
こういった話をするのです。
Bはそこまで聞いて、
Aの言葉と心を聴いて、
肚をくくります。
そして何年も新しい仕事の
チームを率い続けて、
大きな大きな成果をそこで出すのです。
そして、最後にはもとの部署に
返り咲きします。
――――
あなたの会社のエース達は
何を任されていますか?
勿論、花形部署・花形業務にも
エースは必要でしょう。
しかし、それだけでは
充分ではないかもしれません。
陰ひなた・縁の下の力持ち的な
部署にこそエースが必要な場合
があるのです。
新規事業なども同様です。
今、すでに儲かっていて
軌道に乗っているところに
エースを配置するケースが多く
ありますが、
新規事業の方が、実力の差が
如実にでます。そこにエースは
いますか?