習慣が成果につながるプロセス
チームSKMの池原です。
唐突ですが、皆さんは日々無意識で行っている行動
の意味を考えたことはありますか?
人が何か行動を起こすときには、何かしらの成果を
求めて行っていることがほとんどです。
例えば、「お金を稼ぎたいから仕事を頑張る」
「モテたいから、おしゃれな服を買う」
「美味しいものを食べるために有名店に行く」
またもっと身近なことで言えば
「学校に遅れないように、早く起きる」
「虫歯にならないように、歯を磨く」
など、小さい行動にも、それを起こす裏には
成果という目的が存在します。
そういう意味では、成果は行動から生まれます。
その行動は、思考と感情(欲求)から作られます。
先ほどの例のように、“お金と仕事”
“モテることとおしゃれ”、“グルメ欲と美味しい店にいく”
成果と行動の距離が近く、お金や情報があれば
すぐに成果が手に入ります。
しかし、もっと難しい成果の場合はどうでしょうか?
「良い大学に入るために勉強に励む」
「大きい家を買うために、お金を貯める」
少し大げさですが、そのような難しい成果を
得るためには、簡単な行動だけでは達成できません。
このように難しい成果を前に人は行動を起こしますが
当然簡単に実現できないので途中で諦めてしまいます。
ではこのような場合、どのようなアプローチで
取り組めばいいのでしょうか?
その際に考えたいのが、“習慣”です。
先ほど、成果は行動から生まれ、その行動は思考と
感情から作られると書きました。
実は、成果を出す人は、この間に習慣という
プロセスが入ります。
どういうことか説明します。
難しい成果を達成する人の考え方は
「行動」を習慣化しているのです。
行動は目に見えますが、思考や感情は
目に見えません。その目に見えない思考や感情を
言語化し、習慣を作るのです。
具体的には、さきほどの「勉強に励む」という
行動を起こす前に、なぜ良い大学に入りたいのか
そこには「自分を成長させるような環境に入りたい」
という思考や感情があるかもしれません。
その感情に気付くことで自分を成長させるためには、
規則正しい生活を送ろう。では、毎朝5時に起きて
勉強するという習慣を作ることから始めるかもしれません。
思考や感情は、いわば点です。
浮かんでは消えて、一瞬で変わることもあるでしょう。
しかし、それを言語化し、“日々意識し定着させること”
それが習慣化するということです。
この習慣を続けることで、行動を継続する力となり
行動が小さな成果として現れることでモチベーションが持続し
大きな成果に結びつくことに繋がるのです。
思考と感情を言語化し、習慣を作ることで
行動が持続でき、大きな成果につながる。
この思考と感情を言語化し、習慣化することは
会社経営における“理念”や“あり方”を社員に浸透させること
にも同じことが言えます。
貴社では、成果を求めて、すぐに行動を変えようと
していませんか?
一度、貴社の理念が、社員の”習慣“というプロセスを経て
日々の行動に根付いているか、