しくじり先生に学ぶ失敗活用術
チームSKM 上村です。
皆さん、「しくじり先生 俺みたいになるな!!」
という番組をご存知でしょうか?
芸能人の方や有名人が自身の失敗体験を
面白おかしく話をしながらも
そこから人生の学びを伝えるという番組です。
天狗になって失敗したとか
投資に手を出し過ぎて失敗したとか
中々な失敗談が披露されています。
失敗とは本当は何なのか?
成功の反対は何かご存知でしょうか?
それは「失敗」ではなく、「何もしないこと」です。
そして「失敗」はそれで終わらせることなく、
挑戦しつづければいつか「成功」しますし、
「失敗は成功の糧」とも言うとおり、
次への「フィードバック」になります。
私はコーチングの世界で
「失敗はない、あるのはフィードバックだけ」
という言葉を聞いて大事にしております。
組織で失敗談を共有する意味と効果
この「しくじり先生」
組織の中でも非常に有効です。
リーダーの皆さん
部下からもっと率直な意見をほしいのに
中々、本音を話してくれなかったり
遠慮をされているという悩みはありませんか?
メンバー同士がぎすぎすしていたり、
反対にお互いに無関心という悩みはありませんか?
そんな時に「しくじり先生」は有効です。
人は成功体験を聞いても
「あなただから出来るんですよ…」
「はいはい、すごいですね…」
と自分事に照らし合わせて聞くことは難しいです。
逆に失敗体験だと
「私と似たような苦労されているんだ」
「えっ、この人もそんな失敗していたんだ!」
といった親近感や自分に照らし合わせて考えることが出来ます。
そしてこの「失敗談」については
その失敗からどうやって復活したか?
そこまで掘り下げて考えて話すことが重要です。
先ほどの
「失敗はない、あるのはフィードバックだけ」
という言葉のとおり
失敗から復活した時に色々な事が得られています。
例えば
・自分のどういうスキルが活かされたか?
・その体験からどういうスキルが身に付いたか?
・その時に誰の協力や支えがあったか?
・その体験からどういう価値観が身に付いたか?
失敗談を振り返り話すことで
人との信頼関係が深まるだけでなく
自分自身の気付いていなかった価値観や強みについても
発見することができます。
研修での実践例
私は今、
研修の初日に「挫折体験とそれをどうやって乗り越えたか?」
4人1組になって対話をしてもらうというプログラムを提供してい
その日に始めましての管理職同士の方もおられれば
同期入社で久しぶりに再会した方もおられれば
仕事上の付き合いはあるが、
最初は気まずそうにしておられますが
お互いが失敗談と乗り越えた話をされると
大抵は先ほどのようなリアクションが生まれます。
「〇〇さん、私もそんな経験があったので凄く分かります」
「皆さんの挫折を聞いて、
「似た経験をされていて勇気をもらいました」
「〇〇
そして最後に感想を1人1人聞いていくとこんな言葉が多くありま
「初めましての方もいたけど凄く仲良くなれた。
「時間が足りなかった。もっと話がしたい。」
「この後、飲みに行く約束をしました!」
「リーダー同士の対話で多くの学びと気付きがありました。」
このように信頼関係性が構築されるだけでなく
机上の学びでは得られないような「生きた学び」が得られます。
メンバーとの距離を縮めたい。
メンバー間の関係性を深めたい。
そんな課題をお抱えの方は
まずは自身が「しくじり先生」になってみてはいかがでしょうか?
さんよし会では
様々な生きた事例をテーマに対話する機会も多く設けております。
これからも興味のあるテーマの際には是非ともご参加ください。
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