スリランカでも確認できたルールの決め方・原理原則
チームSKM 佐々木千博です。
組織が大きくなったり、新しいメンバーが増えたりすると、
どうしても「ルール」や「基準」が
必要になる場面が出てきますよね。
しかし、そのルール、現場で本当に“使われて”いるでしょうか?
形だけ立派でも、誰も腹落ちしていなければ、
結局守られないルールになってしまったりします。
実は先日、ルールの決め方や原理原則について、
深く考えさせられる出来事がありました。
少し前にスリランカで国際NGOワールド・ヴィジョンの方に
私は以下のような質問をしました。
「ワールド・ヴィジョンでは、要支援地域の
子供とその家族、その地域を支援していますが、
支援する子供や家族はどのように選ばれているのですか?」
私はスリランカのタリーシャ君とカッサパ君
という二人の男の子のチャイルドスポンサーを
やっているのですが、この子供や家族がどのように
選ばれているのかが、気になったのです。
選ばれ方次第では、あの人の家だけ依怙贔屓されている
と思われて肩身が狭くなっていたら嫌だなと思ったのです。
ワールド・ヴィジョンの方は即答されました。
「それは、その地域の人に決めてもらっています」
「自分達の地域で一番支援を受けるべき、
子どもとその家族の基準は何か?
話しあって決めてもらいます。
私達が決めると地域にとって納得ある
ものになりません。自分達で決めてもらうのです」
と。
なるほど!確かに実効性と納得性ある
ルールづくりの基本だと思いました。
支援においても、一方的に決めるのでなく、
現地の考えを尊重しながら取り組んで
いるんだなととても納得しました。
このエピソードから見えてくるのは、
「当事者自身に出来るだけ決めさせることが重要」
一方的に押しつけたルールは、守られなかったり、
納得感が担保されなかったりします。
結果として、効果的なルールになりにくいのです。
では、私たちが組織で納得感のあるルールを作るには、
具体的にどうすればよいのでしょうか?
実務で効くルールの作り方を、
いくつかのステップで考えてみましょう。
まず一つ目は、「何のためのルールか」を
言語化し、目的を共有することです。
最初に決めるのは“ルール”ではなく“目的”です。
誰の為に、何の為にルールをつくるのか?
ここが曖昧だと「誰のためのルール?」
というツッコミが入ってしまいます。
二つ目は、現場の「困りごと」から逆算することです。
納得感は、正しさよりも現場の実感から生まれます。
過去のトラブルや、グレーゾーンで揉めた
実話から出てきたルールは、
「あー、あの時のやつね」と一瞬で腹落ちします。
リアリティないものは尊重されません。
三つ目は、決める側だけで作らず、当事者を巻き込むことです。
管理側だけで作ると「上から降ってきたルール」になります。
現場も巻き込んで一緒に作れば「自分たちで決めたルール」
プロセス共有の有無が運用フェーズで致命的に効いてきます。
四つ目は、シンプルで具体的、判断できる形に落とすこと。
例えば「常識的に判断すること」といった
曖昧な表現が一番揉めます。
誰が読んでも同じ判断になりやすいように、
具体的な条件分岐や例をセットにすることが大切です。
最後に、「なぜそう決めたか」という
背景を残し、共有することです。
納得感の正体は、結論よりもプロセスが可視化されていること。
「なるほど、そういう判断でこのルールになったのか」
と、後から入ったメンバーにも飲み込みやすくなります。
このように、目的が明確で、現場の実例から生まれ、
当事者が関わって作られたルールは、
「守られるルール」から現場で「使われる基準」
私たちが目指すのは、メンバー一人ひとりが輝き、
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