リーダーシップ発揮に必要なエンパワーメント
リーダーシップを発揮するには、
「主体性」が不可欠です。
リーダーシップある仕事とは、指示待ち仕事
の対極に位置します。
別の観点、経営者・上司サイドからみると、
指示なしに仕事できる環境を用意することが
必要になります。
そこで出てくるのがエンパワーメントという考え方です。
エンパワーメントは、個人やチームが能力を
最大限に発揮し、主体的に行動できるように
支援する考え方です。
具体的には、権限を与えたり、スキルや知識
を共有したりします。信頼関係も大切です。
ところで、エンパワーメントで特に重要なのが、
「権限委譲」ですが、「権限委譲」を
どう考えるか?は極めて重要なことです。
「権限委譲」は、
・自分で考えて実行する権限を部下に与える
・しかし、結果責任は上司に残る
ということが基本です。
分かっているよ!といいながら、
丸投げしているだけという感じの人も
多いように感じています。
例えば、「〇〇の仕事を任せた!」
といいながら、進捗に興味を持たない
というのは結果責任は自分に残ると言いながら
結果に無頓着、つまり責任感がないという
ことになると思います。
松下幸之助さんは、
「任せて任せず」
と表現されましたが、これこそ
まさにエンパワーメント・権限委譲ですね。
一方で、エンパワーメントされた方は、
与えられた権限を使い切る、
実行の自由を頭の限り使って、
行動して使い切ることです。
理想的なエンパワーメントは、
映画「海賊と呼ばれた男」で
アダマン行きを命じる店主(出光佐三がモチーフ)
と、船長の関係でしょうか。