経営者の仕事とは?ある経営者の話から
今日は、Facebookで仲間が伝えてくれて、
これは大切だな!と私も思った記事の一部を参考に
お伝えしたいと思います。
私たちが日々経営を担う中で、最も大切なことは
「自分の哲学」を持ち、「自分のやるべきこと」
を明確にすることです。
忙しい日常に流されてしまうと、目の前の
課題処理に追われ、本来やるべきことを
見失ってしまいがちになります。
私自身が、自戒の念を込めて、
いつも感じていることです。
では、経営者として何を押さえておくべきなのでしょうか。
ある経営者は、以下のようにまとめられていたそうです。
私もとても共感しました。
~~ 引用 ~~
●大義名分を持ち、繰り返し伝えること
数字や効率も大切ですが、「誰をどう救いたいのか」
という軸を何度も言葉にして周囲と共有する。
理念があってこそ、人も組織も動く。
●自分が不得意な領域は任せること
何でも自分で抱え込まず、得意な人に裁量を渡す。
経営者は“全部やる人”ではなく、
“強い人が力を発揮できる環境を作る人”。
●社会や制度の流れを読むこと
制度改定や業界の変化を先回りして準備する。
風向きが変わる前に動けるかどうかが、現場を守る力になる。
青木創治郎さんのFacebookより
~~ 引用ここまで ~~
どうでしょうか?
たとえば、「大義名分を持ち、繰り返し伝えること」。
これは、どれほど立派な理念を掲げても、
一度言っただけでは絶対に伝わりません。
社員一人ひとりがその理念を“自分ごと”として理解し、
腹落ちするまで何度も語ることが必要です。
経営者の繰り返す言葉(と行動)が、
組織の文化を形づくっていきます。
また、「不得意な領域は任せること」。
これは私が特に身に染みた点です。
私たちは万能ではありません。
むしろ「自分は何に集中すべきか」を明確にし、
他は任せる勇気を持つことが、
経営者としての器を大きくするのではないでしょうか?
人を信じ、裁量を渡すことによって、
組織全体の力が飛躍的に高まります。
そして、「社会や制度の流れを読むこと」。
つまり外部環境を理解し、それに環境適応させていくこと。
経営者は内部の舵取りだけでなく、
外の世界を読む目が問われます。
制度改正や市場の風向きの変化を先取りして動くことが、
社員と顧客を守り抜く力になります。
これは、まさに「外にアンテナを張る習慣」です。
私は出来ているだろうか?と自問すると、
不十分だなぁ~と強く感じるのです。
ここで私たちに勇気を与えてくれるのが、
ドラッカーが『経営者の条件』で示したことです。
曰く、
「成果をあげる能力は才能ではなく習慣であり、
誰でも身につけられる」
成果を出す経営者とそうでない経営者を分けるのは、
先天的な資質ではなく、
特に大事なものとしてドラッカーが挙げているものを
いくつか列挙すると、以下のようなものがあります。
(1)時間を管理する
自分の時間の使い方を徹底的に見直し、無駄を排除する。
(2)外の世界への貢献を意識する
成果は組織の「外」に生まれることを忘れず、
顧客や社会への価値提供に焦点を置く。
(3)強みを生かす
自分と部下の強みを発見し、
(4)優先順位を決めて集中する
多くのことに手を出さず、最重要なものに時間と資源を集中する。
(5)意思決定の質を高める
意見の不一致を大切にし、本質的な問題に焦点を合わせる。
これらは先ほどの三点と響き合っているものが多いですね。
理念を繰り返し伝えることは「外の世界への貢献」に直結し、
不得意を任せることは「強みを生かす」に通じます。
そして、社会の流れを読むことは「優先順位」や
「意思決定の質」を高める力になります。
経営とは、目の前の課題を処理するだけではなく、
「何をなすべきか」を常に問う営み。
時々、立ち止まってみて、
自分の仕事を問い直してみませんか?
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