学ばない組織は衰退する。~再成長の鍵は五つの『り』にある~
チームSKM 吉田です。
<デジタル時代の変化は「待ったなし」>
いま企業を取り巻く環境は、
「DX」、「AI」、「グローバル化」、「人手不足」と
いった要因で劇的に変化しています。
厚生労働省の
【職場における学び・学び直し促進ガイドライン】でも
「企業の持続成長には社員への投資が不可欠」と
明示されています。
変化のスピードがこれだけ速い時代では、
社員だけでなく経営者自身も学び続ける
姿勢が求められます。
私自身も遅れないよう、
キャリアコンサルタントやメンタルヘルスの資格に
挑戦し、知識と視点のアップデートを続けています。
<私が資格取得に挑戦した理由>
長年の人事経験があっても、理論や制度に触れると
「これまでの経験をどう生かすのか」という
迷いが生まれました。
しかし学びを深めることで、資格の知識を活かして登壇し、
人前で話すという新しい経験も得られました。
こうした挑戦を通じて、人材育成のあり方を考える上で役立つ
「五つの『り』」という視点を整理しました。
ここからは、私が実務と学びを通じて整理した
「組織が成長し続けるための五つの視点」を
ご紹介します。」
<五つの「り」で考える学びのサイクル>
1. リカレント教育(学び直し)
社会人が必要なタイミングで学び直す仕組みです。
私もキャリコン養成講座を受講する際に
「専門実践教育訓練給付金」を活用しました。
この給付制度では受講費用の最大80%が支給されます。
金銭的負担が大きく減り、挑戦しやすくなるのが
大きな魅力です。
企業にとっても、学び直しを「仕組み化」することで、
社員が挑戦できる土台が整います。
さらに厚生労働省の「人材開発支援助成金」も、
企業が社員に研修を行う際の費用を助成する制度です。
学び直しやスキル習得を進めるうえで、
企業が活用できる有効な支援策となります。
2. リスキリング(新しいスキル習得)
過去の経験に新しい知識を重ねることです。
人事経験を持つ私にとっても、キャリア理論や
相談技法は新しい学びでした。
さらにDXやAIの知識を積極的に学び、
現場支援の幅を広げることができます。
経済産業省は「マナビDX」、文部科学省は
「マナパス」を通じて社会人の学び直しを
支援しています。
企業は社員のリスキリングを「経営戦略の一部として」
進める必要があります。
このような無料のポータルサイトを活用することも
面白いかもしれません。是非試してみてください。
3.リフレクション(振り返り)
学びを定着させるためには振り返りが欠かせません。
資格勉強を通じて人事時代の経験を
理論に照らして振り返り、理解を深めました。
登壇の経験も、知識をアウトプットし
フィードバックを得ることで
新しい視点を得る機会となりました。
研修を導入するだけでなく、振り返りの場を
設けることで学びが組織に根付きます。
4. リデザイン(再設計)
学び・資格取得を通じて、自分のキャリアを
「人事からキャリア支援へ」と再設計しました。
企業も環境変化に応じて組織の仕組みを
再設計する必要があります。
厚労省のガイドラインでは
『労使が協働して学びの場をつくること」が
推奨されています。
これは組織を再設計する上での重要なヒントです。
5.リカバリー教育(再挑戦)
学びの過程では挫折や中断もありますが、
それを学びの一部と捉え、再挑戦することが大切です。
私自身も過去に資格挑戦で失敗しましたが、
再挑戦することで成長につながりました。
厚労省の「教育訓練給付金」や
「人材開発支援助成金」は、社員が安心して
再挑戦できる環境を整える制度です。
<未来の競争力は「学び続ける組織」が生み出す>
五つの「り」は、変化が激しい時代に進む方向を示す指針です。
・リカレント教育=仕組みとしての学び直し
・リスキリング=新しい武器(スキル)の習得
・リフレクション=経験の意味づけ(振り返り)
・リデザイン=キャリア・組織の再設計
・リカバリー教育=再挑戦できる文化づくり
この5つが回る組織は強い。
学びと挑戦が自然と生まれる環境こそ、
企業が未来の競争力を獲得する最も確実な投資です。
<さんよし会で“実装のヒント”を共有しています>
「結局、自社では何から始めればいいのか?」
多くの経営者・リーダーが抱えるこの悩みに対して、
さんよし会では『制度・仕組み・成功事例』で
実践のヒントを提供しています。
学びを仕組み化した企業は何が変わったのか
明日から現場でできる小さな一歩は何か
こうした実践知を共有しながら
「学び続ける組織づくり」を、ぜひ一緒に進めていきましょう。
小さな一歩の積み重ねが、
組織の未来を確実に変えていきます。」
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