2026年、変革の「火」を灯す ~経営者が今こそ決めるべき「捨てる」勇気~
チームSKM 吉田です。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
2026年がいよいよ幕を開けました。
今年の干支は「丙午(ひのえうま)」。
60年に一度巡ってくる、特別な「変革の年」です。
古来、丙午は「丙(ひのえ)」が火の陽、
「午(うま)」が火の性質を持つことから、
その火の勢いが最高潮に達する年とされています。
この「火」の力は、私たちに情熱や強い行動力、
そして新しい挑戦への飛躍をもたらしてくれます。
しかし、その勢いが強すぎるがゆえに、
どこに火を灯し、何を燃やし尽くすかという
「コントロール」が、 経営の舵取りにおいて
極めて重要になります。
<前回の振り返り:新しい火のために「捨てる」こと>
12/20のブログでは、私たちの「行動の質」を
いかに高めるかについて触れました。
(第78回セミナー さんよし会振り返り)
質の高い行動を阻害するのは、
心の中に溜まった「モヤモヤ」や
「未完了のタスク」です。
これらが積み重なると、
思考のワーキングメモリーが圧迫され、
新しい一歩が踏み出せなくなってしまいます。
新しい「火」を力強く燃やすためには、
まず不要なものを焼き払い、
心の余白(スペース)を
作らなければなりません。
まさに「焼却と再編」こそが、
年初に取り組むべき最初の仕事なのです。
<1990年代半ば、私の原点となった「選択と集中」>
この「何を捨て、何に集中するか」というテーマを
考えるとき、 私は1990年代半ば、以前勤めていた
会社での経験を思い出します。
当時、日本はバブル崩壊後の混迷期にあり、
多くの企業が生き残りをかけた変革を
迫られていました。
私がいた会社でも、毎年、社長が
「経営理念」や「経営方針」とは別に、
その一年を象徴するスローガンを掲げていました。
その中で、今も私の心に深く刻まれているのが、
「選択と集中」という言葉です。
当時は、GE(ゼネラル・エレクトリック)の
ジャック・ウェルチがこの戦略で世界を席巻し、
日本でもドラッカーの思想とともに、
「集中こそが成果の鍵である」という考え方が
急速に広まっていた時期でした。
当時の社長のスローガンに対して私は、
「勝てる領域を選び、そこに全集中注ぎ込む。
そのためには、捨てる覚悟も必要だ」
と解釈していたのを覚えています。
この経験は、現在の私が
「やめることリスト」を重視する姿勢へと
繋がっています。
経営者が「何をやめるか」を明確に決めることで、
組織に余白が生まれ、
組織のエネルギーは初めて解放され、
本当に大切なことに集中できるようになるのです。
<思考を整理する「手すり」としてのロジカル・シンキング>
とはいえ、複雑な経営環境の中で
「何を捨て、何を残すべきか」を判断するのは
容易ではありません。
そこで助けとなるのが、
前回の「さんよし会(第80回)」で学んだ
論理的思考(ロジカル・シンキング)の手法です。
ロジックツリーやマトリックスといったツールは、
単なる知識ではありません。
それは、複雑に絡み合った「モヤモヤ」を切り分け、
優先順位をつけるための「考え方の手すり」です。
頭の中にある課題をすべて書き出し、
ロジカルに整理することで、
どの分野に今年の「火」を灯すべきかが、
鏡を見るように明らかになってきます。
<次回の「さんよし会」で、実践の火を灯しましょう>
次回の「さんよし会(第81回)」は、
1月13日(火)に開催いたします。
テーマは、前回の学びをさらに一歩進めた
「ロジカル・シンキング(後編):
実践ワークショップ」です。
後編では、参加者の皆さまが実際に
抱えている職場事例を題材に課題を整理し、
「一人で考えてもなかなか答えが出ない」
「重要だとは分かっているが、
何から手をつければいいか迷っている」
といった悩みを解消し、
具体的な解決策を導き出す絶好の機会と
なるはずです。
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